女子テニスのツアー下部大会、大東建託オープン(日本/大阪、ハード、ITF1.5万ドル)は18日にシングルス予選決勝が行われ、17歳で双子の虫賀愛央と虫賀心央がそろって本戦進出を決めた。>>ダニエル 太郎、ジョコビッチらスルプスカOP組合せ…

女子テニスのツアー下部大会、大東建託オープン(日本/大阪、ハード、ITF1.5万ドル)は18日にシングルス予選決勝が行われ、17歳で双子の虫賀愛央虫賀心央がそろって本戦進出を決めた。
>>ダニエル 太郎、ジョコビッチらスルプスカOP組合せ<<
同大会は伊達公子杉山愛神尾米ら元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集って発足した団体「Japan Women’s Tennis Top50 Club(JWT50)」が主催する第1回大会。大東建託株式会社が特別協賛をつとめ、次週に福井県運動公園テニスコート(福井県)、6月に吉田記念テニス研修センター(千葉県)の3大会が開催される。
虫賀姉妹は5歳でテニスを始めると、2017年の第35回第一生命全国小学生テニス選手権大会(東京/相娯園総合グラウンドテニスコート、クレー)では姉妹揃って決勝まで勝ち上がり、この時は第1シードの心央が第2シードの愛央を7-5, 3-6, 6-3のフルセットで下して姉妹対決を制し、優勝を飾った。
その後、「盛田正明テニス・ファンド」の奨学生に2人そろって選出され、3年間アメリカのフロリダ州に留学。2022年の全豪オープン・ジュニア(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ダブルスではペアを組み、ベスト8に進出した。
今大会には愛央が予選第7シードで、心央が同第15シードで出場している。
この日、愛央は16歳の木下結乃と対戦。フルセットにもつれ込むも、10ポイントのマッチタイブレークを制し、6-2, 3-6,[10-6]で本戦入りを決めた。
一方の心央も予選決勝は10代同士の一戦となり、18歳の奥脇莉音と対戦。こちらは6-2, 6-0で快勝となった。
姉妹揃って本戦入りを決めた虫賀姉妹は、本戦1回戦で顔を合わせることになり、姉妹対決となる。
また、この日はダブルスの本戦1回戦も行われたが、ここでも虫賀姉妹は姉妹対決を行い、伊藤あおい/ 虫賀心央ペアが松田鈴子/ 虫賀愛央ペアを7-5, 6-4のストレートで下した。
同日に行われたシングルス予選決勝では、予選第1シードの牛島里咲や同第3シードの細木裕佳らが本戦出場を決めている。
【JWT50とは】
元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集い、日本のテニス界の未来について話し合い、テニスに携わる次の世代へ、様々な機会を提供していくための組織。この活動を通じて、テニスだけではなく、スポーツ、さらには日本で活動をする企業がグローバル社会において「本気で世界を目指せる」環境づくりの一助を担う目的として発足した。
■理事
伊達公子(元世界4位)、杉山愛(元世界8位)、神尾米(元世界24位)
■会員
浅越しのぶ(元世界21位)、小畑沙織(元世界39位)、中村藍子(元世界47位)、長塚京子(元世界28位)、森上亜希子(元世界41位)、奈良くるみ(元世界32位)