田口を守護神として起用する高津監督の采配にも舌を巻いていた。(C)CoCoKARAnext プロ野球2023年シーズンも…

田口を守護神として起用する高津監督の采配にも舌を巻いていた。(C)CoCoKARAnext
プロ野球2023年シーズンも開幕から2週間が経過した。始まったばかりではあるものの、各チーム、それぞれのポジションで与えられた役割を果たすべく、多くのプレーヤーが新シーズンの戦いで激しく鎬を削っている。その中で、チームの躍進に欠くことが出来ない存在として、試合を締めくくる「守護神」の活躍にフォーカスする球界大物OBの声が伝えられている。
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現役時、巨人の主力投手として活躍し、2度の最多勝をはじめ多くの投手タイトルを獲得している江川卓氏が自身で手掛けるYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』の中で、今季、はやくも話題となっているセ・パの2人の救援投手、ヤクルトの田口麗斗、楽天の松井裕樹について自身の印象を語った。
4月13日に更新となった動画で、セ・リーグのここまでの展開を振り返っている江川氏が、開幕からセーブを積み上げるなど結果を残している田口のクローザー起用に「考えもしなかった」と目を丸くしている。
また、この配置転換については高津臣吾監督の手腕にも「さすが高津監督はリリーフの天才。このカード(起用法)を持ってきたか」と感嘆。さらに田口の投球スタイルにも「スライダーを速いものと遅いものの2種類を使い分ける。これが上手なんですよ」と説明しながら、好結果に賛辞を贈っている。
その一方で「心配な点」として挙げたのが、元々先発投手だった田口が、初めて本格的なクローザーとして長いシーズンを乗り切るスタミナが保てるかと指摘し「30、40試合投げてシーズンを最後までいけるかがヤクルトのポイント」と述べた。
そして江川氏がもう一人、動画の中でクローズアップしているのが今季、史上9人目の通算200セーブを記録した松井裕樹だ。ワールド・ベースボール・クラシックでの投球を振り返った江川氏は「滑るボールを投げているときはちょっと不安そうな顔だった」として、「(心境が表情に出る)そういう性格なんだろうなと想像します」と見解を述べている。
その上で「元々、ストレートは速く、カーブの曲がりも大きい」とサウスポーから投じられる球種の威力を称賛。加えて「日本のボールであれば、指にかかるから(今後も)良いボールを投げられるでしょうね」と期待を寄せた。また、松井の高校時代の奪三振記録についても「9イニングで22個の三振は凄い」と話しながら、「27歳での200セーブは自信を持っていい」と大記録を称えている。
田口、松井はいずれもリーグ上位のセーブ数を記録し、開幕から安定感のある投球を続けている。ゲーム最終盤、重圧をものともせずマウンドに登り続ける両サウスポーの今後のピッチングにさらに注目していきたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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