2023年4月13日(木)に川崎市役所第3庁舎にて、川崎市でブルダッチ等の世界大会開催に関する基本合意書(MOU)調印式が執り行われた。今回の調印式には国際ジャンプロープ連合(IJRU)会長のショオン・ハミルトン氏、アジアジャンプロープ連合…

2023年4月13日(木)に川崎市役所第3庁舎にて、川崎市でブルダッチ等の世界大会開催に関する基本合意書(MOU)調印式が執り行われた。今回の調印式には国際ジャンプロープ連合(IJRU)会長のショオン・ハミルトン氏、アジアジャンプロープ連合(AJRU)事務局長のジャネット・ロック氏、日本ジャンプロープ連合(JJRU)副理事長の福富 誠氏、川崎市長の福田 紀彦氏が参加し、基本合意書を締結した。

またパフォーマンスとして、世界で初めて単縄の7重跳びに成功した日本ジャンプロープ連合 理事 森口 明利氏、ジャンプロープ日本代表チームであるNWTB(KEITA NAKAMURA, KENGO, TO-MA, DAIKI, JUMPEI, KOHEI)も参加し、パフォーマンスを披露した。


調印式の様子
左からジャネット ロック氏、ショオン ハミルトン氏、福田 紀彦氏、福富 誠氏

今回の調印式では、2024年のAJRUアジア選手権大会(オフラインでは初開催)、2025年のIJRU世界選手権大会(日本では初開催)、2024年及び2025年のDOUBLE DUTCH CONTEST WORLD、の大会を川崎市のカルッツかわさきにて開催することが発表され、前述した大会の開催にあたって調印式で署名が行われ基本合意書が締結された。


ショオン・ハミルトン氏

国際ジャンプロープ連合 会長のショオン・ハミルトン氏は「IJRU 国際ジャンプロープ連合理事会と64の加盟国を代表として、こうして今回調印式を行えることは我々の喜びであり名誉です。2024年のアジア選手権、2025年の世界選手権はカルッツかわさきで開催されます。ジャンプロープはインクルージョンと喜びを提供し、2024年・2025年に川崎市にその喜びをもたらすことを楽しみにしております。ジャンプロープを通じて、2024年に市制100周年を迎える川崎市と共にインクルージョンと喜びの価値を伝え続けていきます。」と、喜びのコメントを残した。


ジャネット・ロック氏

また、アジアジャンプロープ連合 事務局長のジャネット・ロック氏は以下のコメントを残した。

「過去に存在していた2つのアジア連盟が一つになったため、今までより多くのなわとび、ダブルダッチの選手たちが練習した成果を発揮してくれることを期待しています。そして、アジアジャンプロープ連合として初めて川崎市でのアジア選手権大会で、選手たちがそれぞれの国の縄跳びの文化や特徴を生かした演技を披露することを期待しています。アジア各国から多くの選手が参加し、川崎市のスポーツカルチャーや観光を満喫しながら、記念すべき日本大会での活躍を願っています。アジアジャンプロープ連合は、川崎市と日本ジャンプロープ連合と協力して、大会の成功に全力を尽くす予定です。」


「ジャンプロープ」は競技として「シングルロープ(単縄)」、「ダブルダッチ」のカテゴリーで分かれており、その中でも「スピード」、「フリースタイル(演技)」と部門が分かれている。
また「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD」は、3分間のチームパフォーマンスで競い合われ、よりエンターティメント要素が強い大会になっている。過去には日本のプロチーム「REG☆STYLE」が3連覇を達成している。

今回の調印式をはじめ、ジャンプロープにおける競技・カルチャーの両軸で新たな盛り上がりが感じられた。また2024年はオリンピックイヤーでもあり、川崎市の市制100周年を迎えるタイミングでもある。この節目のタイミングで、川崎市から世界を巻き込んだ大きなムーブメントが起こることに期待していきたい。

NWTB コメント


KEITA NAKAMURA
日本での開催が初というのはもちろんですが、今まで僕がダブルダッチを始めてからこの川崎市でのイベントや練習場所が広がってコミュニティが広がったので、この川崎という場所で世界大会・世界選手権・アジア選手権が出来るということを嬉しく思っています。特に僕たちは、このカルチャーで繋がった仲間を凄く大事にしているので、このイベント・大会を通して川崎市の子供たちにもそれを伝えていけたら良いなと思っています。

KENGO
僕自身はアスリートとしてこの大会に関わっていきたいと思っていますし、来年も再来年も大会には出ようと思っています。それを通してダブルダッチやジャンプロープをやっていない人も、初めて触れるキッカケになれば良いなと思っているので、自分が影響力を保てるように今から動いていきたいなと思っています。

TO-MA
僕もアスリートとして出場するというのはもちろんですが、プロとして競技の普及活動に注力できる良いタイミングだと思うので、大会が開催される2年間は濃いものにしていきたいなと思っています。


KOHEI
大会が開催される2年間で色んなことが出来ると思っています。僕も小学校の時に憧れた人がいて、今度は自分たちがパフォーマンスをすることで子どもたちに「ジャンプロープやりたいな」と思って貰えるように、そういった土台作りを頑張っていきたいと思います。

JUMPEI
いま日本では多くの小学生が縄跳びをやると思うんですが、なかなか競技という面では認知していないと思います。今はジャンプロープが競技として認知されるいい機会だと思うので、貢献できるように頑張りたいと思います。

DAIKI
川崎市とい言えばブレイキンだったりストリートの文化が根強く、子どもからしてもカッコいいスポーツをやりたいと思います。縄跳びって言われたらカッコいいという印象はあまりないと思うので、大会が開かれるまでの期間で単縄やなわとびの文化をちょっとでもカッコよくしていきたいと思っています。

開催予定の大会

令和6年度

大会名:※スケジュール内で同時開催
・AJRUアジア選手権大会(単縄・ダブルダッチ(競技)のアジア選手権)
・ DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2024 (ダブルダッチ パフォーマンスの世界大会)
日時:令和6年7月22日(月)~31日(水) ※予定
会場:カルッツかわさき

令和7年度

大会名:※スケジュール内で同時開催
・IJRU 世界選手権大会
・IJRU 世界ジュニア選手権大会
(単縄・ダブルダッチ(競技)の世界選手権)
・DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2025
日時:令和7年7月下旬~8月上旬
会場:カルッツかわさき

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