(写真:Getty Images) 次なる戦いの場はどこへmdash;。いま、本田圭佑を巡る最大の注目ポイントである。ミ…

(写真:Getty Images)
次なる戦いの場はどこへ—。いま、本田圭佑を巡る最大の注目ポイントである。ミランとの契約が残り1年半となった16年初めあたりから、本田の移籍話は徐々に加熱した。それは本人が「納得のいくクラブがあれば、移籍する可能性はある」と発言したことで、余計に拍車がかかった。
しかし、ミランで満足なプレー時間を得られなかったことも関係し、移籍へのアピールにつながる明確な結果を出せないまま時は経過した。その間、米国のシアトルやイングランドのハル・シティなど興味を示してきたクラブは存在したが、いずれも本田が断っている。
そして今夏、本田はミランとの契約が終了し、移籍金がかからないフリートランスファーで動くことができるようになった。先日の上海での取材対応では中国クラブへの移籍の可能性も否定せず、米国などサッカー先進国以外からの話も含めて「基本的にオープンマインドですよ」と語っている。
しかし、重きを置いているのは、やはり欧州でのプレーだ。キャリアの晩年に中国や米国に挑戦する可能性は否定できないが、ロシアW杯を1年後に控えた現状では、欧州トップレベルのリーグで戦うことに意義を感じている。さらに本田が次なるクラブで最も重要視している点が、自分のポジションと役割。先日の代表戦(シリア戦)では後半途中からインサイドハーフの位置で輝いたが、本田はここ数年続けてきたサイドアタッカーではなく、「そこ(移籍先のクラブ)で中盤の中央でプレーすることで、代表でもMFになれる可能性はある。ロシアW杯にはMFとしてピッチに立つ」と狙いを明かしていた。
イングランドのアーセナルやスペインのラス・パルマスなど、報道でもプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラのクラブ名が浮上している。またスペインではシンガポール人が会長を務めるバレンシアが、日本人獲得に興味を示しているという情報もある。8月末まで開かれている移籍市場。本田の選択から、目が離せない。
文・西川 結城