2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)はV・ファイナルステージが開幕。V・レギュラーラウンドの上位4チームが総当たりで戦うファイナル4が行われ、先週末の2連戦ではV・レギュラーラウンド2位…
2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)はV・ファイナルステージが開幕。V・レギュラーラウンドの上位4チームが総当たりで戦うファイナル4が行われ、先週末の2連戦ではV・レギュラーラウンド2位通過のサントリーサンバーズが、3位通過のパナソニックパンサーズ、1位通過のウルフドッグス名古屋を、ともにフルセットの激戦の末に破って2連勝し、ファイナル進出一番乗りを決めた。
サントリーは、V・レギュラーラウンドでは選手のケガや体調不良もあり2位に甘んじた。V・レギュラーラウンド最終週もパナソニックにストレートで2連敗していたが、リーグ2連覇中の勝ち方を知るチームだけに、大事な試合にしっかりと照準を合わせてきた。特に大黒柱のドミトリー・ムセルスキーがWD名古屋戦で76.5%という高いアタック決定率を残すなど頼もしい活躍。V・レギュラーラウンドでは不安定になることもあったサーブレシーブも安定し、武器であるセンター線が生きて3シーズン連続のファイナル進出となった。
ファイナル行きのもう1枚の切符は、今週末4月16日(日)に行われるWD名古屋対パナソニックの勝者に与えられる。
WD名古屋は、ファイナル4の初戦でV・レギュラーラウンド4位の堺ブレイザーズを3-0で下して好スタートを切ったが、第2戦では、先に2セットを奪ったもののサントリーに逆転負けを喫した。V・レギュラーラウンド1位となった安定感のある堅いバレーは健在。サーブ、スパイクにさらに爆発力を発揮してファイナル4最後の一戦に勝利し、2季連続のファイナルへの切符をつかみたい。
一方のパナソニックは、ミハウ・クビアクが初戦を欠場、大塚達宣が初戦の試合中に足のケガで退場するなどアウトサイドにアクシデントが続いたが、2試合を通して仲本賢優が攻守に奮闘し、急きょVリーグデビューした垂水優芽も存在感を発揮。層の厚さと、日頃からレギュラー、控えの分け隔てなく練習を重ねている成果が出て、1勝1敗でふんばった。最後の1戦で、どちらがファイナルに進むのか、目が離せない。
堺は初戦に0-3で敗れ、第2戦のパナソニック戦ではリベロの山本智大が再三スーパーレシーブを見せるなど、持ち前のブロック力とディグ力を発揮して粘ったが、惜しくも1-3で敗れ、ファイナル進出の可能性が途絶えた。最終戦は、すでにファイナル進出を決めているサントリーとの対戦。レギュラーラウンドでは3勝1敗で堺が勝ち越しているだけに、最後は堺らしい持ち味を存分に発揮して締めくくりたいところだ。
V1男子試合結果一覧(3/26終了時点)
【次ページ】V1男子順位表・順位推移表
V1男子順位表(3/26終了時点)
順位
チーム
試合数
勝
負
ポイント
勝率
得セット
失セット
セット率
1
WD名古屋
36
26
10
75
0.72
84
44
1.91
2
サントリー
36
25
11
71
0.69
82
54
1.52
3
パナソニック
36
24
12
77
0.67
91
50
1.82
4
堺
36
24
12
71
0.67
80
53
1.51
5
東レ
36
23
13
62
0.64
82
63
1.30
6
ジェイテクト
36
22
14
70
0.61
79
51
1.55
7
JT広島
36
16
20
50
0.44
62
68
0.91
8
東京GB
36
10
26
31
0.28
47
90
0.52
9
VC長野
36
5
31
19
0.14
38
97
0.39
10
大分三好
36
5
31
14
0.14
25
100
0.25
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(3/26終了時点)
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