男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日にシングルス2回戦が行われ、第2シードで大会2連覇中のS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク48位のB・ボンズィ(フランス)と対戦…

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日にシングルス2回戦が行われ、第2シードで大会2連覇中のS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク48位のB・ボンズィ(フランス)と対戦。第1セット、チチパスの4-1時点でボンズィが手首の負傷により棄権したため、チチパスは思わぬ形で3回戦進出が決まった。
>>チチパス、ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<
先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では初戦敗退、翌週のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では3回戦敗退を喫しているチチパス。
モンテカルロでは昨年、決勝でA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3, 7-6(7-3)で破り、大会2連覇を達成。同大会ではマッチ10連勝中で今大会に臨んでいる。
今大会は上位シードが1回戦免除のため2回戦から登場したチチパスは、ボンズィに対して序盤からドロップショットやアングルショットを織り交ぜて試合の主導権を握る。
第5ゲーム、チチパスのドロップショットが決まってゲームカウント4-1となった時点でボンズィが棄権を申し入れ、チチパスの3年連続の16強入りが決まった。
チチパスの試合後のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「最高のスタートが切れたよ」と語った。
「ここは非常にユニークなロケーションで、このコートでこの時期にプレーできることを嬉しく思っている。とても良い思い出が蘇ってくるね」
「ボンズィに起こったことはとても残念だ。彼の幸運を祈りたい」
チチパスは3回戦で、世界ランク58位のN・ジャリー(チリ)と予選勝者で同94位のA・ポピリン(オーストラリア)の勝者と対戦する。
チチパスは次戦について「2人ともビッグサーバーだ」と評価し、「2人がクレーコートで良いプレーができることは知っているし、僕にとってはどちらであろうとチャレンジングな試合になるね」とコメントした。
同日には、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのA・ルブレフ、第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)が3回戦進出を決めている。