■広島…

■広島ドラゴンフライズvs大阪エヴェッサ(@広島サンプラザホール)

4月12日19時5分

 西地区3位の広島ドライゴンフライズは前節、島根スサノオマジックとの“中国ダービー”に挑み、GAME1を80-71で制して、クラブ初の「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出を決めた。ただ、GAME2は延長戦に持ち込まれて、88-100で敗戦。第4クォーター残り30秒を切って6点差をリードしたが、ミスを招いたほか、リバウンドを拾えず、試合を締められなかったことが悔やまれる。

 そんな広島は大阪エヴェッサに今シーズン2勝1敗で勝ち越しているが、第9節のGAME1では75-80で敗戦。終盤、ディージェイ・ニュービルや木下誠に活躍を許して、競り負けただけに、前節の経験を活かしたい。マッチアップが予想されるドウェイン・エバンスや寺嶋良を中心に、チームで勝ちきって、地区2位に迫れるか注目だ。

 対する同5位の大阪は前節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのGAME1を80-76で制した。カイル・ハント不在のなか、リバウンド争いで上回り、13個のターンオーバーを誘うなど、堅守を発揮。GAME2はターンオーバーから20失点するなど81-87で敗れたが、第28節GAME2の川崎ブレイブサンダース戦、前々節の琉球ゴールデンキングス戦に続いて、上位勢を撃破した。

 その勢いを持って大阪は、今シーズン4度目の広島戦に臨む。過去3度の対戦ではいずれもターンオーバーからの失点が大きく目立っただけに、今節はミスをどれだけ減らせるか。木下や橋本 拓哉といった得点力のある選手たちも起点となって、ニュービルの負担を減らしたい。さらに、ハントの欠場が長引けば、エリエット・ドンリーや竹内譲次のリウンドも必要不可欠になるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター

・広島(HC:カイル・ミリング)

寺嶋良

朝山正悟

辻直人

アイザイア・マーフィー

船生誠也

ケリー・ブラックシアー・ジュニア

上澤俊喜

カイ・ソット

中村拓人

ドウェイン・エバンス

佐土原遼

ニック・メイヨ

・大阪(HC:マティアス・フィッシャー)

エリエット・ドンリー

井手拓実

星野零志

橋本拓哉

竹内譲次

合田怜

飯尾文哉 ※特別指定

カイル・ハント

ディージェイ・ニュービル

木下誠

アイラ・ブラウン

鈴木達也

ショーン・オマラ