男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界3位のD・ティーム(オーストリア)が世界ランク42位…

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界3位のD・ティーム(オーストリア)が世界ランク42位のR・ガスケ(フランス)を6-1, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後には「良い兆しが見えている」と明かしている。
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2019年以来4年ぶりの出場となる世界ランク111位のティーム。2017年から2019年の3年間はシードのため1回戦が免除されており、1回戦を戦うのは2016年以来7年ぶりとなった。
この試合の第1セット、ティームはファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得。第1ゲームから5ゲームを連取すると自身のサービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えず、先行する。
続く第2セット、第3ゲームでブレークに成功したティームはその後、ブレークチャンスを与えず。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームを危なげなくキープし、1時間29分で勝利した。
試合後の会見に登場したティームは「とてもいい試合だった。試合前に考えていた通りのプレーができたよ。重要な場面がいくつかあったけど、一番は第1セットの第2ゲームでブレークに成功したこと。それが自信にも繋がった。久しぶりにリードできた試合だったのでとてもいい気分だった。その後、最後までいい感じだった」とコメント。
また、昨年3月に右手首の負傷から復帰したティームは「勝利よりは自分のプレーが良かったので、ポジティブに考えているよ。前週大会でも既に良い兆しが見えていた。今は、さらに良くなっているし、ショットは格段にね。手首を使ったショットは何度も何度もフルパワーで打てるような気がしているよ」と明かしている。
ティームは2回戦で第6シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、19歳のルーネはこの試合が初戦となる。
同日には第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第14シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、世界ランク36位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する同90位のS・ワウリンカ(スイス)らが2回戦に駒を進めている。