男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク88位のS・ワウリンカ(スイス)が同35位のT・…

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク88位のS・ワウリンカ(スイス)が同35位のT・フリークスポール(オランダ)を5-7, 6-3, 6-4の逆転フルセットで破り、2019年以来4年ぶりの初戦突破を果たした。
>>デミノーvs.マレー 1ポイント速報<<
>>ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<
2014年大会の優勝者である38歳のワウリンカ。昨年は1回戦でA・ブブリク(カザフスタン)にフルセットで屈していた。
この試合、ワウリンカは第1セットだけで4本のダブルフォルトを犯すなどサービスが安定せず1度ブレークを許し先行される。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを握ることができなかった。
第2セットでは、第3・第5ゲームとブレークポイントを握られるもこれをセーブ。すると迎えた第6ゲームでこの試合初めてのブレークチャンスを得るとこれをしっかりものにしてブレークに成功。セットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット、第3ゲームで先にブレークしたワウリンカは、その後第4ゲームで3度のピンチを迎えるが、ここはサービスのフリーポイントなどで凌ぐ。第6ゲームでブレークバックを許したものの、第7ゲームではベースライン後方からのストロークの打ち合いを制し再びブレーク。フリークスポールの反撃を抑え、6度目のマッチポイントをものにして2時間26分の熱戦を制した。
2回戦でワウリンカは第8シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のためフリッツは2回戦からの登場となる。
同日には世界ランク33位のF・セルンドロ(アルゼンチン)や同50位のB・ボンズィ(フランス)らが初戦を突破した。