4月6日〜8日にわたり開催されたJPSAロングボードツアー開幕戦「さわかみ種子島プロ」。メンズクラスで浜瀬海(はませ・かい)、ウィメンズクラスで吉川広夏(よしかわ・ひろか)が大会を制した。この投稿をInstagramで見るJPSA・一般社団…

4月6日〜8日にわたり開催されたJPSAロングボードツアー開幕戦「さわかみ種子島プロ」。メンズクラスで浜瀬海(はませ・かい)、ウィメンズクラスで吉川広夏(よしかわ・ひろか)が大会を制した。

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ルーキーの小熊に立ちはだかったのは……

決勝の舞台は、鹿児島県種子島。風速10mの北西風が吹きすさぶ竹崎海岸で、4人のロガーが腕を競った。メンズクラスの決勝メンバーは、浜瀬海、塚本将也(つかもと・まさや)、小熊海ノ介(おぐま・うみのすけ)、秋本祥坪(あきもと・しょうへい)。

昨年9位の実力を持つ小熊が、今シーズンは開幕戦からファイナルに進出。実力者の面々にも怯むことなく、のっけから4点後半をスコア。最終的に合計10.57ptでフィニッシュした。

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しかし滑り出し順調な小熊の行く手を遮ったのは、塚本と秋本。中盤で6点台と5点台をスコアすると小熊の引き離しに成功。それぞれ12.33pt(塚本)、11.40pt(秋本)でフィニッシュ。

そしてさすがというべきか、開幕戦から快進撃を見せたのは昨年のグランドチャンピオン浜瀬。ファーストライドでは風にあおられ転倒する姿を見せたものの、セカンドウェーブで腹サイズの波にテイクオフ。バックハンドで荒れた海面をうまくすり抜け、ハイエストの8.17ptをマークした。

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最終、合計点14.60ptで優勝を決めたた浜瀬。「意外と波にショルダーがなくて。刺さらないようにテール重心でノーズライドしました」とコメント。

世界戦出場のため次戦はスキップするというだけに、今回の優勝は大きい。会場までのボード運搬にも苦労したというから、喜びもひとしおだろう。

今ツアー、“サーフクイーン”の称号は誰の手に?

ウィメンズの決勝メンバーは瀬下絵里子、小栗瑞恵、吉川広夏、田岡なつみの4人。

注目株はやはり、前年のグランドチャンピオンである吉川広夏、説明不要の強さを誇る田岡なつみ。今ツアー開幕戦のファイナルも、実質、2人の一騎打ち状態になった。

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戦い序盤から5点、7点とスコアを積み上げる吉川。サイズの大きな波にテイクオフすると果敢にノーズを攻め、合計点12.30ptでフィニッシュ。「年明けからフィリピンやオーストラリアを回って強い選手と戦ってきました。おかげで今回も落ち着いてできました」(吉川)

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映像はSFの吉川

一方、“絶対女王”の名をほしいままにしてきた田岡は、最初こそ6.83ptをマークするもその後が続かない。ニードスコアが5.48pt。田岡にとっては造作もないことだが、焦りが田岡の足を滑らせたか。

強風に押されワイプアウトすること8本、試合時間残り数分でライトの波をようやくつかんだ田岡だったが点数は5.07pt。逆転には至らなかった。

次戦「さわかみ千倉プロ」の舞台は千葉県南房総市・千倉海岸 。5月11日~13日にかけ開催される。

 

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