優勝馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられる重要なステップレースであると同時に牝馬限定の別定重量GII戦。…

 優勝馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられる重要なステップレースであると同時に牝馬限定の別定重量GII戦。これまで幾度か条件変更されてきたが、現行条件となった2016年から数えて今回が8回目。

 今週から仮柵が設けられるBコースが使用されるのもポイントのひとつかもしれない。1番人気馬は【2-2-1-2】で悪くないが、過去7年間で、このレースで優先出走権を得てヴィクトリアマイルを制した馬はいない。

 ◎ルージュスティリアは長篠S含め6戦4勝。負けたのは大きく立ち上がった時にゲートが切られたチューリップ賞と、スタートから終始折り合いを欠いたフローラSのみ。一昨年夏の新馬戦ではスターズオンアースを破り、前々走の2勝クラス平場戦では、英国G1勝ち馬を母に持つ良血ディープインパクト産駒をねじ伏せた。

 本馬はディープインパクト×ストームキャットという鉄板配合に加えて、祖母ワンデスタが米芝牝馬チャンピオン。祖母の父がナシュワンなので、ウインドインハーヘアの祖母ハイクレア4×5のクロスも生じている。昨秋からマイル戦を3連勝。まだまだ伸びしろがありそうだ。

 〇ウインシャーロットはターコイズS、そして京都牝馬Sの2着馬。デビューからの通算成績は【5-7-2-1】で未勝利戦を勝ち上がってから11戦連続で連対中。逃げるのがベストなのだろうが、逃げなくても競馬ができる馬。前々走はクビ差2着で、前走はハナ差2着。いずれも外枠から主導権を取りに行ったことを考えれば、今回はそれよりも楽に行けるはず。近親にクロノジェネシスやノームコアがいるスクリーンヒーロー産駒で連続開催で傷みが目立ち始めた今の馬場は味方してくれるはず。

 ▲ママコチャはターコイズSの1番人気。レベルが高い4歳牝馬世代の一頭で、一昨年のファンタジーSはウォーターナビレラ、ナムラクレアに次ぐ3着で、エルフィンS2着馬。ソダシの全妹なら、前走だけで見限れない。前走はやや力みながらの追走だった分、最後は伸び負けてしまったが、それでも掲示板を確保しており、大きく評価を落とす必要はないはず。

 △ピンハイはチューリップ賞2着で、桜花賞5着。小柄な馬だが、東京新聞杯も着順イメージほど悪い競馬ではなかった。牝馬同士なら見直したい。△アンドヴァラナウトは昨年の2着馬。3歳時にはローズSにも勝っている。堅実な走りを見せていた馬が、ここ2戦崩れてしまっている原因が馬場状態なら巻き返しがあっても不思議ない。