スペイン・マヨルカ島で開催された「マヨルカ・オープン」(WTAインターナショナル/6月19~25日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス決勝で、第2シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)がユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-4…

 スペイン・マヨルカ島で開催された「マヨルカ・オープン」(WTAインターナショナル/6月19~25日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス決勝で、第2シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)がユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-4 3-6 6-3で破り、7年ぶりのツアー・タイトルを獲得した。

 セバストワのこれに先立つ唯一のタイトルは、2010年、20歳のときに獲得したエストリルでのもので、彼女はその後、故障や病気でツアーを離れて2015年に復帰していた。

 セバストワは昨年大会で準優勝しており、今季もマドリッドでベスト4に進むなど、いくつかのいい成績を挙げていた。

「これは私にとって、ここでの2度目の決勝。勝つことができたけど厳しい試合だった」と試合後、セバストワは言った。

 また準優勝のゲルゲスは、友人でもあるセバストワに対して「決勝の相手があなたでよかった。あなたがテニスに戻ってきてうれしいけど、次は私に勝たせてね」と愛情のこもった賛辞を送った。

 なおダブルスでも決勝に勝ち残っていたセバストワは、こののちエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)と組んで、第1シードのチャン・ユンジャン(台湾)/マルチナ・ヒンギス(スイス)と対戦する予定だったが、左腿の故障を理由に棄権し、優勝杯はチャン/ヒンギス組のものとなった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「マヨルカ・オープン」でキャリア2勝目を挙げたアナスタシア・セバストワ(ラトビア)(写真◎Getty Images/6月中旬のノッティンガムでのもの)

Photo: June 13th 2017, Nottingham, England; WTA Aegon Nottingham Open Tennis Tournament day 4; Forehand from Anastasija Sevastova of Latvia (Photo by David Kissman/Action Plus via Getty Images)