今季も最後まで激闘となったV・レギュラーラウンドを終え、ファイナル4へとステージを進める2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。連覇を目指す久光スプリングスは3位通過(24勝9…
今季も最後まで激闘となったV・レギュラーラウンドを終え、ファイナル4へとステージを進める2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。連覇を目指す久光スプリングスは3位通過(24勝9敗69ポイント)で、1位通過は東レアローズ(26勝7敗)だったが、昨季準優勝のJTマーヴェラスがポイント差で5位(23勝10敗67ポイント)に終わるなど、厳しい順位争いが続いた。
戦況を動かした要因として、2位通過を果たした埼玉上尾メディックス(24勝9敗70ポイント)の躍進があげられる。昨季まで2季続けて5位と、比較的成績は安定していたが、今季は久光や4位通過のNECレッドロケッツ(23勝10敗73ポイント)以上に、いわゆる「取りこぼし」の少ない戦いを展開。岩崎こよみや山岸あかねをはじめ、経験豊富なメンバーと若手の融合による効果が発揮されており、ストレートでの勝利数は最も多い。4チーム中、最高成績は3位と唯一優勝経験のないチームであり、この先の戦いも注目される。
4チームで1回総当たり戦を行うファイナル4は今週末、高崎アリーナ(群馬県)を舞台に各チームが2試合ずつを実施する。まず4月8日(土)は東レ×NEC、埼玉上尾×久光の順に行われ、翌9日(日)には東レ×埼玉上尾、そして久光×NECと、密度の高いカードが連続する。
4月15日(土)には残りの2試合が行われ、22日(土)のファイナルへと進めるのはそこまでの上位2チーム。短期決戦のファイナル4において、今週末のスタートダッシュは非常に重要と言える。そこで一つポイントとなるのは、昨年末の皇后杯を制したNECの爆発力ではないだろうか。くしくもNECは、今季のV・レギュラーラウンドにおいて久光に3戦全敗を喫しており、特に9日の第2試合、久光×NECではそれらを踏まえてお互いがどのような戦いを展開するのか、見逃せないところ。サーブ賞を獲得した古賀紗理那を筆頭に、チーム全体のサーブ力を武器とするNECが押し勝つのか、どちらかといえば苦手意識を持っていないであろう久光が再び優位に試合を運ぶのか?
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リセ・ファンヘッケ(久光)【©V.LEAGUE】
NECレッドロケッツ【©V.LEAGUE】
そして今週末はシティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県)でV・チャレンジマッチ~2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 出場決定戦~が行われる。対戦カードは両日とも、岡山シーガルズ(V1・11位)×群馬銀行グリーンウイングス(V2・2位)と、ヴィクトリーナ姫路(V1・12位)×プレステージ・インターナショナルアランマーレ(V2・1位)。姫路、群馬銀行は昨季に続いて、また岡山は2018-19シーズン以来の出場となるが、アランマーレにとっては初めての舞台。勢いに乗ってどんな戦いを展開するのか、注目である。
先月末に発表された、日本代表選手たちの活躍も間近で見られる会場観戦が理想であることはもちろん、今回はマスクを着用していれば、全席において声を出しての応援が認められている。気になるチームの重要な戦いに、ぜひ声援を送っていただきたい。
V1女子試合結果一覧(3/26終了時点)
【次ページ】V1女子順位表・順位推移表
V1女子順位表(3/26終了時点)
順位
チーム
試合数
勝
負
ポイント
勝率
得セット
失セット
セット率
1
東レ
33
26
7
73
0.79
89
46
1.93
2
埼玉上尾
33
24
9
70
0.73
78
40
1.95
3
久光
33
24
9
69
0.73
82
47
1.74
4
NEC
33
23
10
73
0.70
81
42
1.93
5
JT
33
23
10
67
0.70
83
47
1.77
6
デンソー
33
14
19
44
0.42
56
67
0.84
7
日立Astemo
33
14
19
42
0.42
58
71
0.82
8
トヨタ車体
33
14
19
39
0.42
53
73
0.73
9
PFU
33
12
21
36
0.36
50
76
0.66
10
KUROBE
33
10
23
28
0.30
45
82
0.55
11
岡山
33
9
24
33
0.27
53
80
0.66
12
姫路
33
5
28
20
0.15
31
88
0.35
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1女子順位推移表(3/26終了時点)
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