4月17日に開幕するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は2日、今季限りで現役を引退する元世界ランク12位のF・ロペス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場することを発表した…

4月17日に開幕するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は2日、今季限りで現役を引退する元世界ランク12位のF・ロペス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場することを発表した。
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41歳のロペスは2015年3月2日付の世界ランキングでキャリアハイの12位を記録し、シングルスで7勝。ダブルスでは2016年11月7日付の世界ランキングで9位を記録し、6勝を飾った。2019年には37歳にしてロンドン・クイーンズ・クラブ(イギリス/ロンドン、芝、 ATP500)で単複2冠を達成している。
グランドスラムでは2002年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)から79大会連続でシングルス本戦に出場。また、2016年の全仏オープンではM・ロペス(スペイン)とペアを組みダブルス優勝を成し遂げた。
現在世界ランク588位のロペスはバルセロナ・オープンに出場するのは22度目で、最高成績は2011年と2012年に記録したベスト8となっている。
元世界ランク3位で現在バルセロナ・オープンのトーナメントディレクターを務めるD・フェレール(スペイン)から最後のギフトとして、ロペスにワイルドカードが贈られた。
男子プロテニス協会のATPはワイルドカードを獲得したロペスのコメントを紹介している。
「再びこの機会を与えてくれた大会運営に携わるすべての人、そしてもちろんダビッド・フェレールにとても感謝している。ダビッドはテニス界において非常に特別な人物であり、彼ほど愛され尊敬されている選手はほとんどいない」
「この大会にとって彼以上のアンバサダーはいないだろう。彼がバルセロナ・オープンを運営し、僕がマドリッド・オープンを運営していることは僕たちの人生において、エキサイティングなことだ」
「バルセロナは僕のキャリアをスタートさせた場所であり、この街は常に僕の心の中で特別な場所なんだ。この大会に最後に出場できることは、僕がずっと夢見ていたキャリアの締めくくり方となる。13歳の時に家を出てから、この街でたくさんの素晴らしい思い出を作ってきた」
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデルにはロペスのほかに、世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)、同3位のS・チチパス(ギリシャ)、同4位のC・ルード(ノルウェー)、同5位のD・メドベージェフ、同11位のJ・シナー(イタリア)、同12位のC・ノリー(イギリス)、同13位のR・ナダル(スペイン)、同14位のF・ティアフォー(アメリカ)らが出場する予定。