【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・4/1ダービー卿CT(GIII・…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・4/1ダービー卿CT(GIII・中山・芝1600m)

 好位を追走したインダストリアが直線で外から突き抜けました。ケイデンスコール(マイラーズC、京都金杯、新潟2歳S)の4分の3弟で、父はロードカナロアからリオンディーズに替わりました。

 リオンディーズ産駒は中山芝1600mで連対率27.5%。2013年以降、当コースで産駒が20走以上した102頭の種牡馬のなかで第2位。コース適性の高い種牡馬です。インダストリア自身、これで3戦全勝となりました。前々走のカウントダウンSは、休み明けで14kg増の馬体重ながら、前残りの展開をものともせず後方から馬群を割って抜け出すという強い競馬でした。7着と敗れた前走の東京新聞杯は、東京コースだったので致し方ありません。得意の中山に戻った今回は適性面からも大きなチャンスでしたが、それを見事にモノにしました。

◆今週の血統Tips

 桜花賞で1番人気が予想されるリバティアイランドは、昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズの公式レーティングで「114ポンド」を獲得しました。公式レーティングは、JRAハンディキャッパーおよびNARレーティング担当者の協議により決定されます(115ポンド以上の馬については国際競馬統括機関連盟の専門部会であるワールドベストレースホースランキング委員会の協議により決定)。

 2021年以前の最高値は、2019年にレシステンシアが記録した113ポンド。つまり、リバティアイランドは“史上最強の2歳牝馬”という評価を、公式レーティングという客観的な数値から獲得しているわけです。ちなみに、阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬が桜花賞に直行したのは、過去10年間でソダシとレッドリヴェールの2頭。前者は1着、後者は2着と、いずれも連対を果たしています。

 公式レーティングは前者は112ポンド、後者は111ポンド。数値上でもリバティアイランドは好勝負必至といえるでしょう。もちろん、競馬は数値が走るのではなく生身の馬が走るので、仕上がり具合は重要なファクターです。