【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・4/2大阪杯(GI・阪神・芝20…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・4/2大阪杯(GI・阪神・芝2000m)

 マイペースの逃げに持ち込んだジャックドールがスターズオンアースの猛追をハナ差しりぞけました。父モーリスにとってピクシーナイト(スプリンターズS)、ジェラルディーナ(エリザべス女王杯)に次ぐ3頭目のGI制覇で、オーストラリアのヒトツ(ヴィクトリアダービー、オーストラリアンダービー、オーストラリアンギニー)、マズ(ドゥームベン10000)を含めると5頭目です。モーリス産駒は成長力があり、3歳夏を越してから馬体に実が入る傾向があります。

 ジャックドールはまさにそんなタイプで、3歳秋に覚醒して連勝街道を走り始めました。4歳春に金鯱賞を、夏の北海道で札幌記念を勝ち、重賞3勝目が初のGIタイトルとなりました。距離はすべて2000mです。初期のモーリス産駒はマイル以下の重賞ばかり勝ち、短距離型と誤解されることもありましたが、昨年の3月以降、1800m以上の重賞しか勝っていません。全体の産駒成績を見ても芝1800〜2000mがベストです。昨年の大阪杯は残り200mまで先頭に立っていたものの、最後の坂で失速して5着。

 今年は武豊騎手が絶妙のペースで逃げたとはいえ、地力強化がうかがえるレース内容でした。母の父アンブライドルズソングは、コントレイルやスワーヴリチャードの母の父でもあり、ブルードメアサイアーとして定評があります。

◆今週の血統注目馬は?

・4/9忘れな草賞(3歳オープン・阪神・芝2000m)

 阪神芝2000mと相性のいい種牡馬はドゥラメンテ。連対率32.9%は、2013年以降、当コースで産駒が20走以上した51頭の種牡馬のなかで第1位。

 ミッキーツインクルは今年1月、中京芝2000mの新馬戦で初陣を飾り、今回はそれ以来の実戦です。非凡な末脚を持っているので、キャリア不足でも楽しみです。