今週は阪神競馬場でGI・大阪杯(芝2000m)が行われる。3月に行われたドバイ出走組との棲み分けがカギとなるが、昨年の牝馬二冠スターズオンアースをはじめとしたGI馬5頭が集結する豪華メンバー。GI昇格7年目を迎え、さらにその格式が上がったような印象だ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてスターズオンアースを取り上げる。
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■オークスの勝ち時計はレジェンド級
牝馬三冠を目論み参戦した秋華賞は3着。スタート直後に挟まれ直線もスムーズとは言い難いなか、上がり3F最速の脚で追い込んだ。二冠馬にもかかわらず当時のオッズは単勝3.0倍。ここも断然人気にはならなそうだが、今回は別の角度からデータをご紹介したい。
【オークスを2分23秒台以内で勝った馬】 ・ジェンティルドンナ ・アーモンドアイ ・ラヴズオンリーユー ・スターズオンアース
補足すると、スターズオンアースのオークスは土曜が稍重、日曜も午前まで稍重。その馬場で2分23秒台かつラスト4Fはすべて11秒台を刻んだ。控えめに言って「エグいラップ」だ。
秋華賞後に左前肢繋靱帯炎を発症したが、この中間は美浦ウッドで自己ベストを更新するなど質の高い稽古を消化。仕上がりに抜かりはなさそうだ。クロノジェネシスを最後に途絶えている古馬王道路線の牝馬チャンピオン。レジェンド級の名牝に並ぶ資格を得たオークスの勝ちっぷりから、牡馬一蹴の可能性は高い。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。