阪神競馬場の外回り芝1800m戦を舞台に行われる別定重量戦で、最後の直線は、ゴール前に高低差1.8mの急坂が待ち受け…
阪神競馬場の外回り芝1800m戦を舞台に行われる別定重量戦で、最後の直線は、ゴール前に高低差1.8mの急坂が待ち受ける473.6m。広いコースを使って行われるワンターンコースゆえに器用さよりも、総合力、たしかな末脚が求められるレースで、どちらかといえば皐月賞よりもダービーとの関連性が深い。キャリアの浅い馬同士の一戦で、未知な部分が多いうえに、それぞれどこか不安を抱える馬が多く難解だ。
◎ノッキングポイントは東京競馬場3歳1勝クラス芝1600m戦の優勝馬。昨年6月の芝1600m新馬戦でいきなり推定上がり33.2秒を叩き出して、オールパルフェ以下を一蹴。その圧倒的なパフォーマンスからサウジアラビアRCでは1番人気に支持されたが、心身ともにまだ若く不発。ゲートで待たされたジュニアカップは途中で不利を受け、力むようなシーンも見えた。
モーリス産駒で、母チェッキーノはフローラSに勝ってオークス2着の活躍牝馬。そのレースぶりからは、まだ若さが抜けきらないようにも見えるがデビューから1戦毎に体重が増えているようにスケールの大きさを感じさせる。今後のことを考えればここで賞金を加算しておきたいはずで、長距離輸送、そして経験が少ない右回りに若干の不安は残るが中心視したい。
〇エマヌエーレは、つばき賞2着馬。最後はロードデルレイの決め手に屈したものの、先手をとって半マイル48.5秒、前半1000m61.1秒のスローペースに落としてゴール前まで見せ場を作った。大きく出遅れたベゴニア賞、プラス20kgの馬体重でアオるように出た白梅賞は自分の競馬ができなかったが、ここは先手が取れそうなメンバー構成。自分でレースを組み立てることができる強みを生かせそうだ。
▲キングズレインは百日草特別の優勝馬でホープフルS3着。弥生賞を予定していたそうだが、熱発で回避、このレースが始動戦となった。デビュー戦は函館競馬場のぬかるむ芝コースに苦しめられたが、続く札幌競馬で勝ち上がり、百日草特別は中団のイン待機から最後の直線で進路を確保すると、あっさりと抜け出した。
母タッチングスピーチはローズS優勝馬でエリザベス女王杯3着。4歳時には京都記念2着という活躍牝馬。ルーラーシップ×ディープインパクトの組み合わせはキセキやエヒト、ドルチェモアと同じだ。ホープフルSは外枠から後方待機策。逃げ、先行馬有利な流れの中、最速の末脚で追い込んで3着まで押し上げている。広いコースなら持ち味を生かせそうだ。
△オメガリッチマンは京成杯2着馬。昨年秋にデビューした頃はまだ子供っぽさを多分に残すような馬だったが、ブリンカーを装着するようになって持ち味のスピードを生かせるようになってきた。スタートでつまずいたジュニアカップは参考外で、前走も他馬が不利を受けた恩恵があったことは否めないが、能力を再認識した一戦でもあった。
△ドクタードリトルはエリカ賞2着、つばき賞3着。まだ本気で走っていないようなところも見える馬で勝負付けが済んだとは思えない。