■滋賀…

■滋賀レイクスvsサンロッカーズ渋谷(@滋賀ダイハツアリーナ)

GAME1:3月25日14時5分、GAME2:3月26日14時5分

 B1残留をかけて戦うなか、前々節の富山グラウジーズとの直接対決で1勝1敗に終わった滋賀レイクス。前節のファイティングイーグルス名古屋戦は前半に8点ビハインドを背負ったが、第4クォーターにキーファー・ラベナがチームを引っ張り、杉浦佑成なども続いてチーム全体で31得点を挙げ、逆に8点差をつける鮮やかな逆転勝利を飾った。イヴァン・ブバが30得点11リバウンドの活躍を見せたのも勝因の一つであることは言うまでもない。これで富山とのゲーム差を1つ縮め、前々節に逃したB2降格圏内からの脱出のチャンスが今節再び到来することになる。

 一方、中地区3位でチャンピオンシップ進出の可能性を残すサンロッカーズ渋谷は、前節に新潟アルビレックスBBと対戦。第1クォーターで2点リードを許したものの、前半はかろうじて2点をリード。第3クォーターを終えてもその差は変わらず、最後まで接戦となったが、関野剛平の攻守にわたる活躍と残り1分からのベンドラメ礼生の連続得点で、第11節によもやの黒星を喫した借りを返した。

 滋賀はこれまでの7勝のうち、実に5勝が中地区との対戦で得たものであり、ホームでの4勝はすべて中地区が相手だ。SR渋谷も今シーズンは西地区に対して3勝9敗と分が悪く、滋賀にとってはいいジンクスがそろう。ただ、SR渋谷は田渡修人が戦列に戻り、今節連勝すれば久しぶりの“貯金”生活と、好転の兆しが見えている状況。今節をいい転機にしたい両者の意地のぶつかり合いは見ものだ。

文=吉川哲彦

■ロスター

・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)

ケルヴィン・マーティン

テーブス海

杉浦佑成

柏倉哲平

キーファー・ラベナ

野本大智

星野京介

デクアン・ジョーンズ

イヴァン・ブバ

狩野祐介

湧川颯斗 ※特別指定

森山修斗

川真田紘也

・SR渋谷(HC:浜中謙)

関野剛平

ケビン・ジョーンズ

ベンドラメ礼生

小島元基

西野曜

ジェームズ・マイケル・マカドゥ

渡辺竜之佑

石井講祐

津屋一球

ライアン・ケリー

盛實海翔

田渡修人

井上宗一郎