(C)Getty Images 侍ジャパンは3月22日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝でアメリカを3-…

(C)Getty Images
侍ジャパンは3月22日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝でアメリカを3-2で下し、14年ぶり3度目のWBC制覇を成し遂げた。
日本が誇る“二刀流”大谷翔平は、最終回にDHを解除してマウンドに上がった。大谷は先頭打者に四球を与えるも、続く打者を併殺打に打ち取り、世界一奪回まで残りアウト1つにすると、この場面で迎えるのはエンゼルス同僚のマイク・トラウト。トラウトは粘りを見せたが、最後は大谷が外角にスライダーを投げて三振を奪い、”胴上げ投手”となった。
【動画】「野球の神が脚本を書いた」と世界のファンが熱狂!WBC公式が公開した大谷翔平vsトラウトの「38秒」の動画
試合後、大谷は放送ブースに呼ばれ、決勝戦を中継した米メディア『FOXスポーツ』のインタビューに応じた。インタビュアーを務めたのは、MLBで通算696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏と、レッドソックスで541本塁打を放ったデビッド・オルティズ氏の2人。両レジェンドからの質問に、大谷は笑顔で答えた。
インタビューではユニークな質問もあった。オルティズ氏は笑いながら大谷に「(エンゼルスで)トラウトと何年も一緒にやっていて、兄弟のような関係で仲もいいと思うんだけど、なんであんなにエグいボールを投げたの?」と質問。大谷も笑顔を浮かべながら、「誰よりもチームメイトが、人間性も含めて彼のすごさというのを、どれだけ素晴らしいかというのをわかっているので、ベストのボールを投げないと抑えられない打者だと思って投げました」と返答した。
また、ロドリゲス氏が「数々の輝かしい栄冠の中で、今回の優勝はどこにランクインしますか?」と質問すると、大谷は「今のところトップじゃないかなと思います。本当にこのシチュエーションで投げるというのは、中々ないことだと思うので、緊張はしましたけど感謝の方が大きかったですね」と語り、最高の舞台を与えてくれたすべての人に感謝した。
さらに、オルティズ氏から「真剣な質問したいんだけど、どの惑星から生まれたの?」と質問が飛ぶと、大谷は「日本の田舎というか、チームも少ないようなところでやっていたので、本当に日本の人たちからしても頑張ればこういうところでできるんだというのを示せて、本当に良かったと思います」と話し、ジョーク交じりの問いにも完璧に回答した。
大谷翔平が最高の舞台でその実力を遺憾なく発揮し、世界中のファンを魅了した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】村上宗隆の驚愕アーチにMLBレジェンドも「モンスター」と興奮!打球速度は大会トップの「115・1マイル」
【関連記事】「最初から最後まで漫画すぎる」侍ジャパンの”世界一奪還”に歓喜爆発!大谷翔平がトラウトから三振で締め「さらなる伝説を作った」
【関連記事】アメリカ打線を封じた戸郷翔征の“魔球”に米メディア驚愕!「正気の沙汰ではない」「どんな練習をしているんだ」