(C)Getty Images まさに死闘だった。侍ジャパンは20日(日本時間21日)に行われたWBC準決勝(マイアミ・…

(C)Getty Images
まさに死闘だった。侍ジャパンは20日(日本時間21日)に行われたWBC準決勝(マイアミ・ローンデポパーク)に6-5のサヨナラ勝ち。9回に村上宗隆(23)がサヨナラタイムリーを放ち、熱戦に決着をつけた。
【動画】「なんて結末だ!」村上宗隆の雄たけびに胸が熱くなる!大会公式が伝えた感動の映像
追いついては追い越され、激闘の裏で注目を集めたのは9回のワンシーンにもあった。
1点を追う9回、先頭で大谷翔平(28)が二塁打をマーク。続く吉田正尚(29)が四球を選び、ここで吉田の代走として周東右京(27)が送られる。
足のスペシャリトとして知られる周東は、侍ジャパンの「キーマン」の一人。特に準決勝以降は接戦の展開が予想される中、どこで周東を投入するかが注目を集めていた。
その周東は村上の打球が中堅方向へ飛んだ瞬間、迷うことなくスタートを切り、二塁ベースを超えてぐんぐん加速。一時は大谷のすぐ真後ろまで迫り、その勢いのままスライディングでホームイン。逆転の走者となり、歓喜の瞬間を迎えた。
打った村上も「(走者が)周東さんだったので、サヨナラだと思った」と効果的な起用となったが、周東のあまりの足の速さにはテレビ中継で解説を務めた野球解説者の佐々木主浩氏、槙原寛己氏の2人も「(前を走る)大谷を追い抜くかと思いましたね!」「大谷も足は速いのに、すぐ真後ろまで迫ってましたよね」と驚愕交じりのコメント。
周東といえば、連続試合盗塁の世界記録を持ち、20年には盗塁王にも輝いた。50メートル5秒7の俊足を誇る。鮮やかな走塁を見せた足のスペシャリストにはネット上でも「周東選手の足が速すぎて大谷に追いつきかけてたねw」「周東速すぎて草」とざわつかせていた。米国との決勝戦でもその「足」に注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】あるぞ二刀流!「全力で準備したい」大谷翔平が決勝戦登板の決意明かす【侍ジャパン】