(C)Getty Images 侍ジャパンが3月21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝・メキシコ戦を…

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 侍ジャパンが3月21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝・メキシコ戦を迎え、6-5でサヨナラ勝ちを収め、14年ぶりに決勝進出を決めた。

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 侍ジャパンは4回に先発マウンドを任された佐々木朗希が3ランホームランを献上し、メキシコに3点の先制を許す。7回に、吉田正尚が一時同点となる3ランホームランを放ったが、直後の8回にメキシコに2点を奪われ、再度勝ち越しを許した。8回に山川穂高が犠牲フライを放ち1点を返すと、1点ビハインドで迎えた最終回。先頭の大谷翔平がツーベースヒットで出塁すると、続く吉田も四球を選び、無死1、2塁のチャンスで村上宗隆に打席が回った。村上は相手投手の速球を捉え、左中間フェンス直撃となる逆転サヨナラ打を放った。不振に苦しんでいた”三冠王”が、日本を救った。

 村上の劇的な一打に、この試合が行われたローンデポ・パークに訪れたファンは大歓声。球場だけでなく、現地のメディアも日本の“三冠王”の一打に沸いていた。

 MLBの公式テレビ局『MLBネットワーク』は、「ムネタカ・ムラカミが、ワールド・ベースボール・クラシックの歴史に残る一打を放ち、チームジャパンを決勝に導いた」とツイート。また、米スポーツ専門局『FOX Sports』アナリストで“大谷マニア”で知られるベン・バーランダー氏は「オーマイガー、オーマイガー、日本が勝った!」とツイートし、「ムネタカ・ムラカミが日本代表としてWBCチャンピオンシップに臨む!!!!」と反応した。

 さらに、MLBのレジェンドOBも村上の劇的な一打に興奮。通算132勝を挙げたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は、「なんて素晴らしいゲームなんだ! ムラカミのタイムリー2塁打!!!オオタニサンが全部セットしてくれました!!日本野球は最高だ!」と賛辞を送り、大谷がメジャーのシーズンで本塁打を打った際に言う、恒例の一言「スゴイ!」と添えた。

 WBCの歴史に残る村上の劇的なサヨナラ打は、日本だけでなく世界を沸かせたようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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