■アル…

■アルバルク東京vs茨城ロボッツ(@国立代々木競技場 第一体育館)

3月22日19時35分

 アルバルク東京は前節、サンロッカーズ渋谷との“渋谷ダービー”で1勝1敗の痛み分け。GAME1を75-78で敗れたが、GAME2を67-54で取り返した。先発の岡本飛竜が好守でチームに勢いを与え、ライアン・ロシターやセバスチャン・サイズがリバウンド争いで圧倒。16個のターンオーバーを誘う堅守を発揮し、攻撃では安藤周人が14得点を挙げた。

 A東京は茨城ロボッツを相手に今シーズン3戦全勝。リバウンドで上回り、相手の強みである速攻からの失点を1ケタに封じているだけに、ロシター、サイズの働きは今節も攻防のカギになる。さらに、ベンチスタートで流れを変える茨城の平尾充庸や福澤晃平といったガード陣に対しては、岡本、藤永佳昭のハードなディフェンスが求められるだろう。B1ホームゲーム連勝新記録「18」に届くか注目だ。

 対する茨城は前節、広島ドラゴンフライズと対戦して2連敗を喫した。GAME1に72-90で敗れると、GAME2も83-87で勝ちきれなかった。ただ、12点差で迎えた第3クォーターには22-7の反撃。高さのある広島に対して、粘り強いディフェンスで対抗すると、平尾、福澤が攻撃の流れを呼び込み、後半だけで9本の3ポイントシュートを決めて食い下がった。

 そんな攻撃的な展開を、今節のA東京戦で再び見せられるか。今シーズンの直接対決では70点以下に抑え込まれているため、強みを発揮するには、強度の高いディフェンスが序盤から必要になる。特に前節、球際で強さを見せた山口颯斗にはリバウンド争いから、安藤やジャスティン・コブスのマッチアップまで予想されるだけに、キーマンになりそうだ。昨シーズンのB1昇格以来、初のA東京戦勝利を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター

・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)

ジャスティン・コブス

藤永佳昭

岡本飛竜

吉井裕鷹

安藤周人

ザック・バランスキー

セバスチャン・サイズ

平岩玄

ライアン・ロシター

田中大貴※インジュアリーリスト

笹倉怜寿

アレックス・カーク

小酒部泰暉

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)

トーマス・ケネディ

福澤晃平

浅井修伍※特別指定

多嶋朝飛

荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠

チェハーレス・タプスコット

中村功平

キャメロン・クラットウィグ

山口颯斗

エリック・ジェイコブセン

山口哲平 ※ユース育成特別枠

鍵冨太雅

平尾充庸

鶴巻啓太

林翔太郎

ジャワラジョゼフ