22日から本戦が始まる男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス予選1回戦が行われ、第19シードで世界ランク123位の綿貫陽介がワイルドカード(主催者推薦)で出場する同943位のA・ブ…

22日から本戦が始まる男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス予選1回戦が行われ、第19シードで世界ランク123位の綿貫陽介がワイルドカード(主催者推薦)で出場する同943位のA・ブロックス(ベルギー)を3-6, 6-3, 6-0の逆転で破り、予選決勝進出を果たした。
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綿貫は前週行われたBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で、ATPマスターズ1000に初出場を果たすも予選1回戦で18歳のシャン・ジュンチェン(中国)にストレート負けを喫した。
2試合を勝ち抜くと本戦出場権が得られるこの予選。綿貫は、現在17歳でジュニア世界ランク3位、今年1月の全豪オープン・ジュニア(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でシングルス優勝、ダブルス準優勝を飾っているブロックスと顔を合わせた。
この日の第1セット、2度のブレークポイントを活かせなかった綿貫は第6ゲームでブレークを許す。ブロックスのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでは4度目のセットポイントをものにされ、先行される。
それでも続く第2セット、綿貫は第4ゲームでブレークに成功しゲームカウント4-1とリード。第7ゲームでブレークバックを許すも直後の第8ゲームで2度目のブレークに成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ファーストサービスが入ったときに91パーセントの高い確率でポイントを獲得した綿貫。1ゲームも取られることなく6ゲームを連取し、1時間46分で勝利した。
勝利した綿貫は予選決勝で第2シードで世界ランク86位のC・オコネル(オーストラリア)と対戦する。オコネルは1回戦で同134位のY・ハンフマン(ドイツ)を7-6 (7-2), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日の予選1回戦には世界ランク159位の内田海智が登場したものの、第7シードで同82位のC・ガリン(チリ)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦で姿を消している。
なお、本戦には世界ランク34位の西岡良仁と同97位のダニエル太郎が出場。第28シードの西岡は1回戦免除のため2回戦からの登場、ダニエルは1回戦で同72位のA・リンデルクネシュ(フランス)と対戦する。