男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は18日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第11シードのJ・シナー(イタリア)を7-6 (7-4), 6-3のス…

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は18日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第11シードのJ・シナー(イタリア)を7-6 (7-4), 6-3のストレートで破り、決勝進出を果たした。
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19歳のアルカラスと21歳のシナー。両者は5度目の顔合わせで2勝2敗と互角。直近は昨年8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準々決勝で対戦し、その時はアルカラスが5時間を超える死闘の末に、6-3, 6-7 (7-9), 6-7 (0-7), 7-5, 6-3のフルセットで勝利している。
試合は序盤からベースラインからストロークを打ち合う展開になるも、アルカラスはドロップショットなどを駆使し徐々に流れを掴んでいく。第5ゲームではシナーが2度のダブルフォルトを犯すなどサービスの安定感を欠き、初のブレークに成功する。しかし、第8ゲームではミスも重なりラブゲームでブレークバックをされイーブンに。第12ゲームでは1度シナーにセットポイントを握られるもこれを凌ぎ、タイブレークに突入した。
タイブレークでも一進一退の攻防が続くが、2度のミニブレークに成功したアルカラスが最後はバックハンドウィナーを決め1時間3分で第1セットを先取した。
第2セット、勢いに乗るアルカラスは第2ゲームで先にブレーク。その後は互いにチャンスを握るもブレークは生まれず。そのリードを最後まで守り切ったアルカラスが1時間51分で勝利した。
今大会で優勝すれば20日付の世界ランクで1位復帰が確定するアルカラス。決勝では第5シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第14シードのF・ティアフォー(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。