アトレティコ・マドリーは18日、ラ・リーガ第26節でバレンシアと対戦し3-0で勝利した。 前節のジローナ戦をモラタの劇的弾で制した3位アトレティコ(勝ち点48)が、残留争いに巻き込まれている17位バレンシア(勝ち点26)をホームに迎えた一…

アトレティコ・マドリーは18日、ラ・リーガ第26節でバレンシアと対戦し3-0で勝利した。

前節のジローナ戦をモラタの劇的弾で制した3位アトレティコ(勝ち点48)が、残留争いに巻き込まれている17位バレンシア(勝ち点26)をホームに迎えた一戦。リーグ戦9戦負けなしと絶好調のアトレティコは、ジローナ戦の先発からレマルをデ・パウルに変更した以外は同じ先発メンバーで試合に臨んだ。

立ち上がりから攻勢に出るアトレティコは15分、エルモソのロングパスを最前線のデパイがトラップミス。しかし、このこぼれ球をで拾ったM・ジョレンテがペナルティアーク手前から右足を振り抜いたが、コントロールショットはわずかにゴール右に逸れた。

主導権を握るアトレティコは、17分にもグリーズマンの左クロスからデパイがヘディングシュートを叩きつけたが、これもゴール右。さらに20分には、敵陣での細かなパスワークからボックス右深くまで抜けたエルモソの折り返しを再びデパイが左足で合わせたが、これは相手GKの好セーブに防がれた。

その後も攻勢を続けるアトレティコは23分、右サイドからドリブルで斜めに仕掛けたM・ジョレンテのラストパスを供給すると、これを受けたグリーズマンがゴール左隅にシュートを流し込んだ。

先制したアトレティコだったが、ワンチャンスを生かされてネットを揺らされる。29分、自陣でこぼれ球を拾ったキュメルトの縦パスを右サイドで受けたT・コレイアがドリブルで持ち上がりクロス。これをゴール前に走り込んだウーゴ・ドゥロが左足ボレーで流し込んだ。

このゴールで試合は振り出しかと思われたが、オンフィールドレビューの結果、自陣でボールをカットした際にフルキエがデパイの右足を踏んでおり、これがファウルと判定されたため、ゴールは取り消された。

1-0で迎えた後半、先にチャンスを作ったのはアトレティコ。49分、相手DFのクリアを敵陣左サイドでカットしたカラスコがデ・パウルとのワンツーでボックス左から侵入すると、ゴールエリア左まで切り込み冷静にシュートを流し込んだ。

リードを広げたアトレティコは、64分にデパイとデ・パウルを下げてモラタとレマルを投入。すると67分、グリーズマンのスルーパスをボックス左横で受けたモラタが、切り返しで相手DFをかわしクロスを供給。これをボックス中央のレマルが頭で合わせ、ネットを揺らした。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。試合終盤はバレンシアが猛攻を仕掛けたが、最後までアトレティコの牙城を崩すことは出来ず。試合はそのまま3-0で終了。アトレティコがリーグ戦3連勝を飾っている。