(C)Getty Images 14年ぶりの世界一を目指す侍ジャパンが、4連勝でワールド・ベースボール・クラシック(WB…

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 14年ぶりの世界一を目指す侍ジャパンが、4連勝でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールBを1位通過した。この4試合の戦いぶりは、まさに”安定”のひと言で、とりわけ救援陣はほとんど隙を見せなかった。

 しかし、栗林良吏が故障のためにチームを離れることに。腰の張りを訴え、1次ラウンドでは1度も登板しなかったが、強化試合では好投しており、チームにとっては痛手だろう。代わって、オリックスの山﨑颯一郎の招集が決定した。

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 ここから一発勝負に入っていくなか、果たして「抑え」や「セットアッパー」は誰が適任なのか。現役時代に最多勝や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得し、引退後はダルビッシュ有田中将大らを育てた佐藤義則氏に話を聞いた。

「4連戦ではピッチャーのレベルの差が出た」

 1次ラウンドの4連勝をそう総括した佐藤氏は、「日本のピッチャーはみんな150キロ以上のスピードのボールを投げるし、フォークを投げれば相手は振ってくれた。あの相手のレベルであれば、変な言い方をすればフォークを投げなくても抑えられそうだった。全然、ボールが前に飛んでいなかったからね」と中国、韓国、チェコ、オーストラリアとの力の差を強調。そのなかでも、救援陣のピッチングの内容を鑑みて、「抑えは大勢がいいかな。ストレートに力があるし、フォークもある。スライダー系も面白い。栗林が離脱しているので、大勢でいいと思う」と守護神には巨人の右腕が適任だとした。

 セットアッパーについては、「9回よりも8回の方が大事だと考えているので、ここは臨機応変に右と左を準備させておいて、相手バッターが右が続くようなら右、左が続くようなら左を使いたい。今回のチームは力で抑えられるピッチャーが多いので、誰でも行けると思う」と各球団の守護神が揃う豪華布陣を、臨機応変に起用するべきだとした。なかでも湯浅京己を評価しているようで、「湯浅はセットアッパーとして8回に投げさせたい」と指名している。

 同氏の言葉どおり、「誰でも行ける」という侍リリーフ陣は、四球を出して崩れるような気配もなく、「1イニングであればまず抑えられる」というハイレベルな陣容を揃えている。3大会ぶりのWBC制覇に向けて、現時点のリリーフ陣に死角はなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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