■広島…

■広島ドラゴンフライズvs京都ハンナリーズ(@広島サンプラザホール)

3月15日19時5分

 広島ドラゴンフライズは前節、琉球ゴールデンキングスに78-86で敗れ、バイウィークを挟んで2連敗を喫した。ただ、220センチのカイ・ソットが10得点3ブロックでBリーグデビューを飾り、課題のリバウンド争いでチームの力になったほか、ジャック・クーリーを5得点に封じるなど、インサイドの攻防で厚みをもたらした。

 一方で、京都ハンナリーズは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに74-71で競り勝ち、バイウィークを挟んで2連勝を引き寄せた。司令塔の久保田義章が欠場するなか、マシュー・ライトが15得点9アシスト5リバウンドと活躍を見せ、ルーキーの小西聖也による土壇場の好守も光った。

 そんな両チームは、第8節に対戦して81-74で広島に軍配が上がった。ドウェイン・エバンスとケリー・ブラックシアー・ジュニアがそろって活躍し、ペイントエリアの得点で20点差をつけた。アジア特別枠選手のソット加入によって2人の外国籍選手と同時起用ができるだけに、高さの優位性は以前にも増して武器になる。京都の強みである3ポイントシュートをタフショットへ追い込み、リバウンドを拾えれば、連敗ストップへ近づきそうだ。

 対する京都はそのリバウンドが連勝更新のカギだろう。前節、セカンドチャンスポイントで22得点を失っただけに、シェック・ディアロやジェロード・ユトフ、エペ・ウドゥのみならず、ガードやフォワード陣も含めて球際でファイトできるか。ビックマンがボックスアウトを徹底して相手を飛ばせず、ライトや小西、満田丈太郎などがボールを回収し、チームで連携してマイボールにできるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター

・広島(HC:カイル・ミリング)

寺嶋良

朝山正悟

辻直人

アイザイア・マーフィー

船生誠也

ケリー・ブラックシアー・ジュニア

上澤俊喜

カイ・ソット

中村拓人

ドウェイン・エバンス

佐土原遼

ニック・メイヨ

・京都(HC:ロイ・ラナ)

ジェロード・ユトフ

水野幹太

小西聖也

マシュー・ライト

小澤智将

久保田義章

青木龍史

満田丈太郎

トビンマーカス海舟

シェック・ディアロ

ザック・モーア

益子拓己 ※特別指定

小室昂大

エペ・ウドゥ