■仙台…

■仙台89ERS vs茨城ロボッツ(@ゼビオアリーナ仙台)

3月15日19時5分

 中断期間が明けた前節、仙台89ERSはアルバルク東京をホームに迎えたが、第1クォーターの8得点を皮切りにすべてのクォーターで相手に上回られ、26点差で敗れた。第6節以来のスターターとなった小寺ハミルトンゲイリーは8リバウンド6アシストと奮起したものの、チーム全体としてはリバウンドを取れず、ターンオーバーやシュートの精度などでも苦しんだ。ただ、86失点を喫したなかでもA東京から16個のターンオーバーを誘発している点は好材料だ。今節からは12日間で6試合。6シーズンぶりのB1で、最もタフな時期に差しかかる。

 茨城ロボッツはアウェーでレバンガ北海道と対戦。第4クォーター残り4分の時点での12点差を3度にわたって3点差まで詰めたが、結局追いつくことはできず、第3クォーターの30失点が響く形となった。ターンオーバーを8個にとどめるなどオフェンス面は悪くなかったが、相手のターンオーバーも9個しかなく、与えたフリースローの多さなどディフェンス面には課題が残る。次節以降は各地区上位との対戦が続くだけに、修正を図っておきたい。

 前節は両者ともに日本人選手、なかでもガード陣の得点力が光った一方で、仙台は外国籍選手と帰化選手の3人で計15得点、茨城も外国籍選手と帰化選手の4人で29得点に終わった。特に仙台としては、インサイドの起点が必要。ラショーン・トーマスの今節の復帰可否にもよるが、パス能力の高い小寺も得点に意識を傾けなければならない。

文=吉川哲彦

■ロスター

・仙台(HC:藤田弘輝)

小林遥太

小寺ハミルトンゲイリー

岡田泰希

澤邉圭太

寒竹隼人

青木保憲

渡辺翔太 ※インジュアリーリスト

渡部琉 ※特別指定

ジャスティン・バーレル

ラショーン・トーマス

田中成也

加藤寿一

ネイサン・ブース

片岡大晴

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)

トーマス・ケネディ

福澤晃平

浅井修伍※特別指定

多嶋朝飛

荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠

チェハーレス・タプスコット

中村功平

キャメロン・クラットウィグ

山口颯斗

エリック・ジェイコブセン

山口哲平 ※ユース育成特別枠

鍵冨太雅

平尾充庸

鶴巻啓太

林翔太郎

ジャワラジョゼフ