女子プロゴルフの国内第2戦・2023明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント(高知県・土佐CC / 6228ヤード、パー72)は12日、最終ラウンドを行い、ささきしょうこ、吉本ひかるの2人が通算19アンダーの首位タイでホールア…

女子プロゴルフの国内第2戦・2023明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント(高知県・土佐CC / 6228ヤード、パー72)は12日、最終ラウンドを行い、ささきしょうこ、吉本ひかるの2人が通算19アンダーの首位タイでホールアウト。プレーオフ2ホール目で、吉本がバーディを奪い、初優勝を飾った。

◆【実際の映像】明治安田生命レディス、優勝を手繰り寄せた吉本ひかるのバーディ

■吉本とささき、シーソーゲームの名勝負

2位ささきとは2打差、単独首位16アンダーで出た吉本は、前半パーセーブを続けるものの、バーディが来ない。一方、ささきは6番、7番連続バーディで追いつく。9番、吉本は2打目をミスしてボギー、ささきはバーディで逆に2打差をつけて首位に立つ。

バック9に入ると、バーディの取り合いに。ささきは11番、12番、吉本は11番、13番でバーディ。14番でささきがボギーとして1打差。吉本は15番、16番連続バーディで、またしても首位が入れ替わる。しかし、17番、ささきはバーディパットを執念でねじ込み、19アンダーで並ぶ。そのままホールアウトし、決着はプレーオフに持ち込まれた。

プレーオフ1ホール目はともにパー。2ホール目は、両者長いバーディパットを残す。距離が遠いほうの吉本が先に打つと、ボールはコロコロと吸い寄せられるようにカップへと消える会心のバーディ。続くささきのバーディパットは惜しくも左にそれて決着した。

吉本は1999年2月25日生まれの24歳。畑岡奈紗、勝みなみ、小祝さくら、渋野日向子らと同じ黄金世代の一人。今回の吉本の初優勝で、黄金世代の優勝者は12人目となった。

吉本は優勝スピーチで、「前半すごく苦しくて、なかなかバーディも取れなくてつらかったんですけど、後半から思い切ってプレイすることができ、こうやって優勝できて本当にうれしいです。つらい時期のほうが多くて、たくさんの方に支えていただいて」と涙ながらに話した。

■上位選手の最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。 優勝 / 19アンダー / 吉本ひかる 2位 / 19アンダー / ささきしょうこ 3位タイ / 16アンダー / 小祝さくら、古江彩佳 5位 / 15アンダー / 金田久美子 6位タイ / 14アンダー / 野澤真央、川岸史果、勝みなみ、竹田麗央 10位タイ / 13アンダー / 西村優菜、阿部未悠、岩井明愛

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文●河野道久

#明治安田生命レディス🏆|#Round4

#プレーオフ 2ホール目で決着!!🏆

ロングパットを決め切り、プレーオフを制したのは #吉本ひかる ‼️
悲願のJLPGAツアー初優勝を果たしました👏✨

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— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) March 12, 2023