野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックは10日、プールB・1次リーグ第2戦の日本対韓国の試合が行われ、侍ジャパンが宿敵相手に13-4と爆勝した。この爆勝は、すべてラーズ・ヌートバーの試合前の声出しから始まった。「兄弟、家族と…

野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックは10日、プールB・1次リーグ第2戦の日本対韓国の試合が行われ、侍ジャパンが宿敵相手に13-4と爆勝した。

この爆勝は、すべてラーズ・ヌートバーの試合前の声出しから始まった。「兄弟、家族として残り6試合、昨晩の最初の試合は緊張したけども、今日は思いっきりやれるぞ」と鼓舞。最後は日本語で「ガンバリマス!サイコー!」と全員が試合に臨んだ。

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■反撃の狼煙はヌートバーから

ダルビッシュ有が3回表に3点を先取されたが、その裏だ。まずはヌートバーはタイムリーで反撃の狼煙を上げると、侍ジャパンはすぐさま逆転。

また、2点差に迫られた6回裏の攻撃では、死球を受けるとヌートバーは相手投手をにらみつけた。これに臆したわけではないだろうが、日本はこの後、一気に5点を上げ試合を決めた。

昨日に続き、この日もまた守備で魅せた。5回表2番キム・ハソンへの初球が、センターへの浅いフライとなり、これを激走してダイビングキャッチ。場内は大歓声でボルテージは最高潮だ。

快勝後、お立ち台に上がったヌートバーは、「気分はサイコー! 侍の一員としてこの舞台に立て光栄」とコメント。反撃の狼煙となった3回のタイムリーについては「もちろんヒットも嬉しかったですけど、勝てたことが嬉しい。1番から9番まで打線も投手もみんな活躍したしね。素晴らしい勝利だ」とチームの勝利を第一とした。

連日のファインプレーとなった5回のプレーは「アリガトウ、アリガトウ」と日本語で答える余裕も。相手をにらみつけた死球については「試合前から肩が凝っていたんだけど、ちょうどいいところに当ててくれたんで凝りが取れたよ」と茶目っ気たっぷりに回答した。

最後に「ニッポンダイスキ!ミンナアリガトー!」と述べ、東京ドームの観客を沸かせた。

もちろん、リードオフマンとして侍ジャパンをけん引するヌートバーだが、東京ドームにつめかけた大観客をすべて魅了。もはや、これはたつじジャパンの誕生と言える勢いだ。

果たしてヌートバーは日本を14年ぶり世界一へと導くのか、残りの試合が楽しみでしかない。

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文●SPREAD編集部