12日に中京競馬場で行われる金鯱賞(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。2018年以降の金鯱賞で3着内に入っ…

12日に中京競馬場で行われる金鯱賞(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降の金鯱賞で3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭をピックアップ。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

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■ディープインパクト×米国型ノーザンダンサー

種牡馬成績をみていくと、ディープインパクトが2勝2着3回とまずまずといえる成績。なかでも重馬場で行われた2021年に最低人気の低評価を覆し勝利したギベオン(母父ゴーストザッパー)や、同年に6番人気で3着に入ったポタジェ(母父オーサムアゲイン)のように母父に米国型ノーザンダンサーの血が配合された馬の活躍が目立っている。

一方、キングマンボ系種牡馬は【1.0.2.8】、勝ったのは単勝1.3倍と圧倒的支持を受けたサートゥルナーリアのみと苦戦している。今年もキングカメハメハ産駒のハヤヤッコやアラタ、ルーラーシップ産駒のワンダフルタウンなど複数の馬が出走を予定しているが、今回は割り引きたい。

これらは中京芝2000mというコースが、スタート直後に急坂が待ち構えるコース形態で、それに加えて当レースにはマイル以下からの参戦は過去5年で3頭のみ。ほとんどが中距離路線からの参戦で、スローペースで流れる傾向にあり、「瞬発力戦」になりやすい。そこで、瞬発力に富んだディープインパクトの血が活きるというわけだ。

今回はディープインパクト産駒に注目する。

■ポタジェ

父に無敗の3冠馬・ディープインパクト、母はBCディスタフを優勝するなど米GI6勝のジンジャーパンチ、半姉にオールカマーを制するなど重賞4勝のルージュバックがいる血統構成。

本馬は金鯱賞で一昨年3着、昨年4着ときており、3年連続の好走が期待されている。昨年の大阪杯ではエフフォーリアやジャックドールといった実力馬を下してGI初制覇を飾った。その後は天皇賞・秋13着、有馬記念12着と大きな着順が続いているが、GIIのメンバーなら展開ひとつで勝ち切りもありえそうだ。

さらに血統面でも推せるポイントがあり、父ディープインパクト×母父ヴァイスリージェント系の牡・セン馬は、2018年以降、急坂がある競馬場(東京、中山、阪神、中京)の2000m戦に出走すると【14.13.6.44】勝率18.2%、複勝率42.9%、単回収値458。

なかでも頭数が13頭以下の春(3~5月)に行われるレースに絞ると【4.3.1.9】勝率23.5%、連対率41.2%、複勝率47.1%、単回収値1594と、高確率で連対してしていることがわかった。回収値を引き上げている弥生賞を勝ったメイショウテンゲンや、昨年の金鯱賞の覇者・ギベオンも同配合であり、この暖かくなってきた時期には無視できない血統と言えそうだ。

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文●中井達也(SPREAD編集部)