近藤健介の四球大谷翔平の衝撃弾 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの悲願を目指す侍ジャパンは…
近藤健介の四球→大谷翔平の衝撃弾
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの悲願を目指す侍ジャパンは、9日に中国との初戦を迎える。ここまでの壮行・強化試合を見て、今大会の予選のキーマンとなりそうな選手を挙げていく。
まずは、今季からソフトバンクに移籍した近藤健介外野手。3月6日の阪神戦で大谷翔平投手が2本の本塁打を放ち鮮烈な印象を残したが、その2本とも3番・大谷の前に2番・近藤が四球を選び出塁。そして3ランを導いた。
どちらもランナー二塁で、一塁が空いているところからの四球というこのシーン。もし同じ状況で大谷にまわり一塁が空いていたら四球で歩かされる可能性が高いことを考えると、非常に価値のある2四球であった。
大谷、佐々木ら剛腕の先発陣…目先を変える左腕の存在
投手では、宮城大弥投手を挙げる。今大会では1試合につき1次ラウンドでは65球、準々決勝ラウンドでは80球、準決勝と決勝では95球を超えて投げることはできないという球数制限がある。よほど先発投手の球数が少なく試合が進まない限り、第2先発と呼ばれる2人目の複数イニングを投げる投手が必要となりそうだ。
先発が予想される投手を考えると大谷やダルビッシュ有投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手と速球派右腕が並ぶ。そこに、宮城のような緩急を使える少し変則フォームの左腕は相手の目線を変えるという意味でも良いのでは。また終盤のイニングを投げる栗林良吏投手、大勢投手、宇田川優希投手らは右腕が並ぶので、一度宮城を入れることによって相手が狂わされる可能性は大いにあるだろう。
3月4日にバンテリンドームで行われた中日戦で、2イニングを投げた際も90キロ台のスローカーブを多めに使っていたが、その中でビシエドにはスローカーブを初球とカウント2-2から使い、最後はストレートで空振り三振と緩急をうまく使って抑えた。スローカーブという球は投げるのに勇気と技術がいる球種だが、大会が始まってからも持ち味の緩急を使って投手陣のスパイスとなる役割をしてほしいと思う。
過去1番の盛り上がりをみせる今大会、優勝を奪還することでもう一度野球界がより盛り上がっていくことを願っている。そのためにも、予選の戦い方、勝ち方は非常に大事になるだろう。一戦一戦をものにし、駆け上がる姿を見届けていきたい。(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)