2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のV・レギュラーラウンドは、残すところ3週となり、上位から下位までし烈な順位争いとなっている。そんな中、先週末の3月5日(日)に有明コロ…
2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のV・レギュラーラウンドは、残すところ3週となり、上位から下位までし烈な順位争いとなっている。そんな中、先週末の3月5日(日)に有明コロシアム(東京都江東区)で行われた東京グレートベアーズのホームゲーム(ジェイテクトSTINGS戦)では入場者数が8142名に達し、V.LEAGUE(2018-19シーズン以降)の最多入場者数を更新した。昨シーズン限りで休部となったFC東京を引き継いで誕生した、発足1シーズン目の東京GBが、Vリーグの可能性を示した。
その試合では、ホームの大観衆の後押しを受けた8位の東京GB(8勝22敗)が、6位ジェイテクト(16勝14敗)にフルセットの末に勝利。この日は他会場でも、10位のVC長野トライデンツ(3勝27敗)が5位パナソニックパンサーズ(19勝11敗)をフルセットで破る波乱があった。この終盤戦は上位・下位関係なく、どちらが勝ってもおかしくない状況となっている。
同時に、V・ファイナルステージ進出をかけた戦いも激しさを増している。前週は2位サントリーサンバーズ(23勝7敗)と3位堺ブレイザーズ(20勝10敗)が対戦。互いに強力なサーブで攻め合う見応えのある試合が繰り広げられ、1勝1敗で星を分けた。
オポジットの シャロン・バーノンエバンズが放つ破壊力のあるサーブと、リベロ山本智大を中心とした驚異的なディフェンス力でサントリーを苦しめた堺は、今週末、ホームの堺市金岡公園体育館(大阪府)で4位東レアローズ(20勝10敗)と対戦する。東レもオポジットのクリスティアン・パダルやアウトサイドの富田将馬といった強力なサーバーをそろえるチーム。互いのサーブとサーブレシーブが勝敗のカギを握りそうだ。
前週、4位から5位に後退したパナソニックは、今週は1位ウルフドッグス名古屋(24勝6敗)と、WD名古屋のホーム・エントリオ(愛知県稲沢市)で対戦する。パナソニックは前週VC長野に痛い敗戦を喫したが、その中でも、20歳の誕生日を迎えたばかりの西山大翔が途中出場し、5本のサービスエース、4本のブロックポイントをあげるなど目覚ましい活躍を見せたのは明るい材料だ。一方、首位のWD名古屋は6連勝で順調に白星を伸ばしている。今週末からはパナソニック、サントリー、東レという上位陣との戦いが続くなか、いかに首位を守りきるのか。V・レギュラーラウンド終盤の白熱した戦いから目が離せない。
V1男子試合結果一覧(3/5終了時点)
【次ページ】V1男子順位表・順位推移表
V1男子順位表(3/5終了時点)
順位
チーム
試合数
勝
負
ポイント
勝率
得セット
失セット
セット率
1
WD名古屋
30
24
6
68
0.80
73
29
2.52
2
サントリー
30
23
7
65
0.77
73
40
1.82
3
堺
30
20
10
61
0.67
67
42
1.60
4
東レ
30
20
10
53
0.67
69
51
1.35
5
パナソニック
30
19
11
61
0.63
74
45
1.64
6
ジェイテクト
30
16
14
52
0.53
61
49
1.24
7
JT広島
30
13
17
41
0.43
51
57
0.89
8
東京GB
30
8
22
26
0.27
39
75
0.52
9
大分三好
30
4
26
11
0.13
21
84
0.25
10
VC長野
30
3
27
12
0.10
28
84
0.33
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(3/5終了時点)
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