男子プロテニス協会のATPは公式サイトに世界ランク210位のG・モンフィス(フランス)のコメントを掲載。8日に開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で約7カ月ぶりのツアー復帰を果たすことに…

男子プロテニス協会のATPは公式サイトに世界ランク210位のG・モンフィス(フランス)のコメントを掲載。8日に開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で約7カ月ぶりのツアー復帰を果たすことについて語っている。
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36歳のモンフィスがツアー復帰を果たすのは昨年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)以来 約7カ月ぶり。同大会では3回戦で右足首を負傷し途中棄権となった。
その後はリハビリと練習を行い、年明けには出場可能なレベルに達していたものの、負傷による長期離脱者の救済措置であるプロテクトランキングを利用するため全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)などをスキップし北米のハードコートシーズンに照準を合わせてきた。
昨年の前半は1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)で優勝、全豪オープンではベスト8に駒を進めるなど好成績をおさめてきたが、3月の後半ごろから足の負傷によりツアーから離脱することが増え、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)などを欠場。クレーコートシーズンは5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)のみの出場にとどまっていた。
ツアー離脱中の2022年10月には妻である女子テニスのE・スイトリナ(ウクライナ)との間に第一子が誕生したことを報告。SNSで「僕は人生で最も素晴らしい夜を過ごし、午前6時頃に最も美しい贈り物で幕を閉じた」と明かしていた。
そして今回、ツアー復帰となったモンフィスは「最高の気分だよ。この2ヶ月間、僕は(娘がいる中で)テニスをプレーしていた。でも、今回は僕の小さなプリンセス(娘のスカイ)がいない2週間になるね。初めてのことで、初めての感覚。複雑な気持ちだよ」と語った。
「今、復帰するのは僕にとって違う経験。僕は素晴らしい人生を送ってきた。今のところ彼女は健康だし、僕自身も体調を取り戻しているよ。ここに来るのはポジティブなことしかないね」
また、怪我と妊娠のタイミングが偶然被ったことについては「完璧なタイミングだった。僕はいつも、ネガティブなことの中にポジティブなことを見つけようと言っているけど、あれは本当にベストタイミングだったね。妊娠末期には妻と一緒にいて、彼女をサポートすることができた。そしてもちろん、親として小さな子供の面倒を見ることもできた。僕にとっては素晴らしいタイミングだったし、とても重要なこと。それが人生だよ」と述べている。
「幸福感はクレイジーだよ。完璧でありたいから、少し疲れたり、自分のしていることに不満があることもある。でも、娘に会ったとたん、すべてが消えてしまうんだ。最高の気分だよ」
約7カ月ぶりの復帰についてモンフィスは「久しぶりだね。正直なところ、ツアーでプレーし、競争し、自分に挑戦していることが恋しかった。今は、ただ(ファンとの)愛を感じている。インディアンウェルズは練習コートのすぐ近くにファンがいる。エネルギーを感じることができるから、とてもいいところだね。ここに来た数日間は、間違いなくエキサイティングだった。素晴らしい気分だったし、またそれを経験できるようにコンディションを戻せたことはラッキーであり、祝福されていると感じたよ」と明かしている。
モンフィスはBNPパリバ・オープン1回戦で世界ランク87位のJ・トンプソン(オーストラリア)と顔を合わせる。両選手は初の顔合わせ。