■サン…

■サンロッカーズ渋谷vs富山グラウジーズ(@青山学院記念館)

3月8日19時5分

 中断期間前に、サンロッカーズ渋谷が第6節以来となる同一カード連勝を果たした。アウェーでの信州ブレイブウォリアーズ戦は、ファウルの使い方に大きな改善が見られ、相手のフリースロー試投数は2戦合計でわずか11本。GAME1は第4クォーターに追い上げを受けたが、失点しても直後に得点を取り返し、終盤まで競ったGAME2も最後までリードを守りきった。第2戦は関野剛平の14得点も大きなプラス要素。9試合を消化するハードスケジュールの3月を前に、中地区3位の信州に1ゲーム差に迫ったのは大きい。

 ヘッドコーチ交代や故障者の続出などで苦しい戦いが続く富山グラウジーズは、前節のシーホース三河戦も勝てず7連敗。それでも、25点差をつけられたGAME1からファイトバックし、GAME2は残り1分3秒に同点に追いつく粘りを披露した。最後に長距離のブザービーターを浴びたのは、アンラッキーな側面もあった。この節のみ出場し、特にリバウンドで貢献したナイジェル・スパイクスに代わり、リーグ戦再開前に期限付移籍でマイルズ・ヘソンを補強して浮上を期す。

 開幕節と第5節の計3度の対戦で、富山はいずれも90失点以上を喫しているが、いずれも接戦を演じ、第5節は103得点で勝利した。ただし、3人で69得点を叩き出した外国籍選手で残っているのはジョシュア・スミスだけ。ヘソンとノヴァー・ガドソンの貢献が必要であることは言うまでもなく、インサイドを担うファイサンバの奮起も求められる。

文=吉川哲彦

■ロスター

・SR渋谷(HC:浜中謙)

関野剛平

ケビン・ジョーンズ

ベンドラメ礼生

小島元基

西野曜

ジェームズ・マイケル・マカドゥ

渡辺竜之佑

石井講祐

津屋一球

ライアン・ケリー

盛實海翔

田渡修人

井上宗一郎

・富山(HC代行:高岡大輔)

小野龍猛

ファイサンバ

飴谷由毅

野﨑由之

ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト

水戸健史

喜志永修斗※特別指定

浦野泰斗

松井啓十郎

上田隼輔

マイルズ・ヘソン

ノヴァー・ガドソン

晴山ケビン

ジョシュア・スミス