【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・3/5 弥生賞ディープインパクト…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・3/5 弥生賞ディープインパクト記念(GII・中山・芝2000m)
 好位を追走したタスティエーラが残り200mで先頭に立ち、後続の追撃を抑えて初の重賞タイトルを獲得しました。父サトノクラウンは2015年に当レースを勝っているので親仔二代制覇となります。サトノクラウン産駒はこの世代が初年度。タスティエーラが初の重賞勝ち馬となります。

 昨年のJRAファーストシーズンサイアーランキングは第5位とまずまずの成績でしたが、昨年12月から今年2月までの3ヵ月間でわずか3勝と、勢いが落ちたことでランクも下がっていました。

 タスティエーラの弥生賞制覇により、同期の種牡馬のなかではマインドユアビスケッツ、リアルスティール、デクラレーションオブウォーに次ぐ第4位に浮上しています(昨年6月以降のJRA成績を集計)。

 母パルティトゥーラは現役時代に芝1600mで3勝。初仔が重賞勝ち馬となりました。牝祖クラフテイワイフは、その子孫からカンパニーやトーセンジョーダンをはじめ多くの重賞勝ち馬を誕生させていますが、タスティエーラが属するキョウエイフォルテの分枝は、ダートテイストが強かったこともあり影が薄い存在でした。パルティトゥーラを中興の祖として今後はこのラインも盛り上がっていきそうです。

◆今週の血統注目馬は?

・3/12 甲南S(3勝クラス・阪神・ダ2000m)

 阪神ダ2000mと相性のいい種牡馬はホッコータルマエ。連対率41.7%は、2013年以降、当コースで産駒が20走以上した34頭の種牡馬のなかで第1位。当レースにはジューンアマデウスが登録しています。
 デビュー以来7戦3勝の4歳馬で、勝ち星のすべてを当コースで挙げており、当コースで4戦して[3-1-0-0]という成績です。今回は昇級緒戦ですが適性が高いだけに勝機はあるでしょう。