女子テニスのアビエルト・GNPセグロス(メキシコ/モンテレイ、ハード、WTA250)は5日、シングルス決勝が行われ、第3シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)が第1シードのC・ガルシア(フランス)を6-4, 3-6, 7-5のフルセットで破…

女子テニスのアビエルト・GNPセグロス(メキシコ/モンテレイ、ハード、WTA250)は5日、シングルス決勝が行われ、第3シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)が第1シードのC・ガルシア(フランス)を6-4, 3-6, 7-5のフルセットで破り、今季ツアー初優勝を果たした。
準決勝で第5シードのヂュー・リン(中国)をストレートで破り、今季初めてツアーの決勝に駒を進めた世界ランク31位のヴェキッチ。今年は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とアッパー・オーストリア・レディース・リンツ(オーストリア/リンツ、室内ハード、WTA250)でベスト8進出を果たすなど好調を維持している。
決勝戦は世界ランク5位のガルシアと激突。両者は過去に9度対戦しヴェキッチの5勝4敗。直近では2021年の東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)2回戦で対戦しており、ヴェキッチが6-2, 6-7 (2-7), 6-3のフルセットで勝利していた。
この日は3度のブレークポイントを凌ぎ、自身は唯一訪れたチャンスをものにして第1セットを先取したヴェキッチだったが、第2セットは3本のダブルフォルトを犯すなどサービスが不安定に。2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセット、9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得したヴェキッチは8度与えたブレークチャンスをすべて凌ぐ粘りを見せる。リターンゲームでは6-5で迎えた第12ゲームで勝利を決めるブレークに成功し、2時間29分の激闘を制した。
26歳のヴェキッチにとって今回の優勝は、2021年10月のクールマイユール・レディース・オープン(イタリア/クールマイユール、ハード、WTA250)以来となる4勝目となった。
一方、敗れたガルシアは今季2度目となるツアー決勝進出となったが、今年初優勝をあげることはできなかった。