【F1】開幕戦バーレーンGPはレッドブルが1-2　「我々が望んでいたスタート」とフェルスタッペン　アロンソは2年ぶり表彰台

FIA世界自動車選手権フォーミュラーワン（F1）は5日（日本時間6日）、今季開幕戦となるバーレーン・グランプリの決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはチームメートのセ…

FIA世界自動車選手権フォーミュラーワン（F1）は5日（日本時間6日）、今季開幕戦となるバーレーン・グランプリの決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはチームメートのセルジオ・ペレス、3位にはアストン・マーティンのフェルナンド・アロンソが入った。スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11位でポイント獲得を逃した。

◆【実際の動画】アルファタウリ角田の激走オーバーテイク・シーン

■角田はポイントまで0653秒届かず

開幕戦でトップ・チェッカーを受けたレッドブルのフェルスタッペン　(C) Getty Images

フェルスタッペンはスタートから終始危なげない走りを見せ、ディフェンディング・チャンピオンとして貫禄の開幕戦勝利。ペレスもスタートこそフェラーリ後塵を拝したが26周目にシャルル・ルクレールを捉え、1-2体制を築き、レッドブル勢は幸先よくそのままフィニッシュした。

アロンソはメルセデスのルイス・ハミルトンとのバトルも制し、また予選で3番手、4番手につけていたフェラーリ勢を超えるスピードを見せつけ2年ぶりの表彰台を手に入れた。

角田は15番手まで順位を落としたものの早めのピットインなどが功を奏しその後、順位を上げたが、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンに0.653秒届かず、開幕戦ポイントを逃した。

■「サウジでは中盤を争う」と角田

惜しくもポイントを逃した角田　(C) Getty Images

開幕戦を見事優勝で飾ったフェルスタッペンは「ワンツー・フィニッシュはまさに我々が望んでいたスタートだ。チームとしてこれを達成できたことをとても誇りに思う。早い段階で、マシンのペースが速かったことは把握できていたので、スタートからギャップを築き、残りのレースでそれを管理するだけでよかった。とても順調に行った日だった。それに、やっとバーレーンで勝つことができてうれしい。ここにはあまり良い思い出がないからね。（次戦の舞台）ジェッダは、さまざまなコンディションが完全に異なるトラックで、長いストレートと高速コーナーがたくさんあるし、グリッドのポジションは今日とは異なるだろうね。少なくとも今日は我々にとって非常に良いスタートだったよ」と完璧なレースを振り返った。

◆【実際の動画】フェルスタッペンの開幕ポール・トゥ・ウィン

2位フィニッシュのペレスは「理想的なスタートじゃなかったね。シャルルは少しアグレッシブすぎて、右に押し出された。彼を避けるので精一杯だったよ。シャルルは新品タイヤで非常に速かった。マックスに追いつけなかったポイントだ。すべてはシャルルを捉えるところにあった。マックスを捕まえたところで、ゲームオーバーだった。だが、他のサーキットではもっと接戦を演じることができると思う」と心境を語った。

惜しくもポイントを逃した角田は「レースペースは思ったよりも良かった。でも、同時にポイントを逃したのはとても悔しい。ウィリアムズ相手にポジションを落としたスタートがすべてだった。思った以上に苦戦したけど、タイヤ・マネジメントには満足している。プッシュしようと思ったらすぐにタイヤがオーバーヒートし滑り始め、リアを失い始めた。マシンの開発を詰めれば、サウジアラビア以降では中盤でコンスタントに戦えるようになると思う。高速域でのパフォーマンスに苦しんだので、サウジは厳しいかもしれない。でも、もう少しスピードを得ることでポイントを獲得できると自信を持っている」と前を向いた。

第2戦サウジアラビアGPは3月17にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開幕、19日に決勝となる。

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文●SPREAD編集部