イギリス・バーミンガムで開催されている「AEGONクラシック・バーミンガム」(WTAプレミア/6月19~25日/賞金総額88万5040ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、ウィンブルドン優勝歴2回で第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ…

 イギリス・バーミンガムで開催されている「AEGONクラシック・バーミンガム」(WTAプレミア/6月19~25日/賞金総額88万5040ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、ウィンブルドン優勝歴2回で第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が、同胞のテレサ・スミトコバ(チェコ)を6-2 6-3で下し、グラスコートでの復帰後初試合を勝利で飾った。

 クビトバは、昨年末に自宅で刃物を持った侵入者に襲われケガをしたあと、ごく最近復帰を遂げて、全仏オープンでは2試合をプレーしていた。

「グラスコートでの最初の試合にしては、かなりよかったわ。サーブもよかったし、ベースラインからも何本かいいショットが打てた。今日、早くもこのコートで、いいタイミングで打つことができていたと思う」とクビトバはコメントした。

「私は、自分のプレーの仕方を何も変えてはいない。私たちはまだケガについて心配しているから注意が必要だということを思い出すために、休みをとるようにしているの」

 クビトバは序盤、スミトコバに対していくつかのミスをおかしたが、第4ゲームでブレークを果たしてから、よりよいプレーをし始めた。第2セットでのクビトバはよりネットに出るようになり、ふたたび第4ゲームでブレークに成功した。

 クビトバは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受けて出場した地元選手のナオミ・ブローディ(イギリス)と対戦する。さらに勝ち上がった場合には、準々決勝で第5シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と対戦する可能性がある。

「私の手はまだ100%ではなく、もしかしたら決して完璧にはならないかもしれない。1、2年はかかるのかもしれない」とクビトバ。「私は、以前やっていたようにプレーしようと努めているのだけれど、まあ様子を見てみることにするわ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「AEGONクラシック・バーミンガム」1回戦に勝利したペトラ・クビトバ(写真◎Getty Images)

Photo:BIRMINGHAM, ENGLAND - JUNE 20: Petra Kvitova of The Czech Republic hits a forehand during her first round match against Tereza Smitkova of The Czech Republic on day two of The Aegon Classic Birmingham at Edgbaston Priory Club on June 20, 2017 in Birmingham, England. (Photo by Ben Hoskins/Getty Images for LTA)