F1世界選手権に次ぐ国内最高峰のレース、スーパーフォーミュラを開催するJRP(株式会社日本レースプロモーション)は5日、歌手でKONDO RACING監督である近藤真彦氏を取締役会長に選任することを内定したと発表した。これまで1995年の発…

F1世界選手権に次ぐ国内最高峰のレース、スーパーフォーミュラを開催するJRP(株式会社日本レースプロモーション)は5日、歌手でKONDO RACING監督である近藤真彦氏を取締役会長に選任することを内定したと発表した。

これまで1995年の発足から28年間、日本人初のフルタイムF1ドライバーでNAKAJIMA RACINGの代表を務める中嶋悟氏がJRPの会長を務めてきた。2023年は国内トップフォーミュラ50周年を迎え、さらには次の50年を見据えたNEXT50(ネクストゴー)プロジェクトでカーボンニュートラルやエンターテイメントの向上などに取り組む中、近藤会長を中心に新たな体制で各取り組みを進めていくとした。

「カーボンニュートラルに向けたニューマシン(SF23)の投入も完了し、NEXT50のプロジェクトもベースを整えることが出来た。ここからは次の世代にバトンタッチします」と中嶋氏。これに対し近藤氏は「長く手腕を振るわれた中嶋会長に敬意を表します。中嶋会長の意思を継ぎ、推進してこられたことを受け継いでまいります」と応えた。

内定は2月28日の取締役会で決まり、4月に予定している臨時株主総会を経て開催される取締役会で正式決定される予定となっている。

■近藤真彦氏プロフィール
1964年7月19日生まれ(現58歳)
1979年にドラマ「3年B組金八先生」で芸能界デビュー
1980年「スニーカーぶる~す」で歌手デビュー
1984年「富士スレッシュマンレース第2戦」でレースデビュー
1994年ル・マン24時間レースに初参戦
同年、全日本GT選手権で初優勝
同年より国内トップフォーミュラ(F3000、フォーミュラ・ニッポン=現スーパーフォーミュラ)に参戦

現在、全国コンサートツアーを行いながら、KONDO RACINGチーム監督としてスーパーフォーミュラ、スーパーGTに参戦している。