5日に中山競馬場で行われる弥生賞(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。2018年以降の弥生賞で3着内に入った…
5日に中山競馬場で行われる弥生賞(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の弥生賞で3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。
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■母系が欧州色の濃いディープインパクト系
種牡馬成績をみていくと、ディープインパクトが4勝を挙げる活躍。なかでも2019年に8番人気で制したメイショウテンゲン(母母父サドラーズウェルズ)や昨年の勝ち馬アスクビクターモア(母父レインボウクエスト)など母系にパワーやスタミナをプラスする欧州の血が配合された馬の活躍が目立っている。
一方、ノーザンダンサー系種牡馬は【0.1.1.5】と低調ぎみ。1番人気に支持されたハービンジャー産駒・ニシノデイジーは4着と掲示板を確保するのがやっとだった。今年もデクラレーションオブウォー産駒のトップナイフやサトノクラウン産駒のタスティエーラなど上位人気濃厚の馬が出走を予定しているが、今回は評価を下げたいところだ。
これらは中山芝2000mが最初のコーナーまで距離があり、2度の急坂があるタフさを求められるコースであることがポイント。ペースが落ち着きやすいため、ある程度前で競馬を出来るスピードに加え、最後の急坂をこなすパワーとスタミナを備え持ったディープインパクト系×欧州血統の配合馬が浮上してくるのだろう。
今回はシルバーステート産駒に注目する。
■ゴッドファーザー
父に重賞未勝利ながら、半兄に豪GI勝ち、愛ダービー2着のセヴィルがいる血統やレース内容が評価され種牡馬入りを果たしたシルバーステート。母父に2004年の凱旋門賞勝ちなど欧州GI5勝のバゴがいる血統構成。
1番人気に支持された2歳未勝利戦はスタートから積極的にハナを狙い、逃げの手に出ると直線に入っても脚色は衰えず、そのまま10馬身突き放す圧勝劇。気性は若そうだが、重賞を勝てるだけのポテンシャルを秘めていそうな大物感のある走りだった。今回は7月以来の久々の実戦となるため、休養期間中での心身の成長にも期待したい。
また、父シルバーステート×母父ナスルーラー系の牡・セン馬は、急坂のある芝コース(東京、中山、阪神、中京)が得意で、その成績は【5.3.1.9】、勝率27.8%、複勝率50.0%、単勝回収値66。対して平坦コースでは1勝のみ(勝率7.1%)であることを考えると、急坂コースでこそ良さが出そうだ。
さらに上記の条件に加えて前走から中8週以上の間隔を取った馬に絞ると【4.0.0.1】、勝率・複勝率80.0%、単回収値134と抜群の勝率をマークしていることがわかった。前走勝ち上がった7月の未勝利戦から大きく間隔を空けている今回は狙い目と言えそう。ゴッドファーザーは2戦とキャリアは浅いが、それだけに未知の魅力たっぷりなだけに、この馬をピックアップする。
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文●中井達也(SPREAD編集部)