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今回は、漢方についてご紹介します。
日本の漢方は、「実証」「虚証」と、大きく2つに分けられます。
その上で、「自分がどこに入るのか」で薬が決まってきます。
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まず、実証の人は、比較的元気な人が多いです。侵襲に対する感受性が鈍い。ちょっとしたストレスだと体調は悪くならないという人が多いです。
一方、虚証の人は、ちょっとしたストレスで頭痛や腹痛など色々な症状が出る傾向があります。
そのため、「私は体質改善をしたい!」という人たちは、虚証の人が多いです。
虚証の人の体質改善に関しては、胃腸が1番大切になります。
胃の調子が良くなると体調が良くなって、全身倦怠感も良くなるということ。
特に女性の場合だと、「四君子湯」が良いかと思います。
鏡で自分の舌を見た時に、白い苔がついているような人はこの漢方がおすすめです。
さらに、その白い苔の量が多い人には「六君子湯」、体の冷えがある人には「人参湯」がおすすめです。
また、食事はとれるけど、どうも元気がない人には、「補中益気湯」、体が乾燥していたり、血色が悪い人には「十全大補湯」や「人参養栄湯」。生理のトラブルがある人には、「四君子湯」+「加味逍遙散」を、便秘気味の人には「四君子湯」+「桂枝茯苓丸」などがおすすめです。
漢方が気になったらまずは薬局がおすすめ
ここで、漢方の処方について少しお話をします。
漢方は、お医者さんももちろん処方しますが、実は薬局の薬剤師さんも相当優秀です。みんな漢方の勉強をしていますからね。
よく、薬局に漢方薬が並んでいますが、その際、薬剤師さんに相談することをおすすめします。
漢方を飲んでみたいなと思ったら、薬局へ行き、薬剤師さんに相談してみるというのも一つの手です。
日本の漢方は、薬局で売っているものも、クリニックで売っているものも、量が違うだけで中身は同じです。薬局で処方される漢方は、副作用が起きないように、クリニックの量の2分の1になっています。
また、薬局での処方は、健康保険が適用になっていないので、一度薬局のものを試してみて、いいなと思ったらクリニックへいって処方してもらうのがおすすめです。
漢方は、オーダーメイドのため、お医者さんが選ぶよりは、自分が良いと思うものを飲むのが良いと思います。
是非、気になった方は、自身の症状に合わせて漢方を試してみてくださいね。
[文:女性医療クリニックLUNA]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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