男子テニスの2月27日付ATP世界ランキングが発表され、N・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク1位の通算在位期間が378週となり、男女を通じて最長のS・グラフ(ドイツ)の記録を抜き歴代単独1位となった。ジョコビッチはこの記録達成について…

男子テニスの2月27日付ATP世界ランキングが発表され、N・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク1位の通算在位期間が378週となり、男女を通じて最長のS・グラフ(ドイツ)の記録を抜き歴代単独1位となった。ジョコビッチはこの記録達成について「ビッグネームの仲間入りができて光栄」と語った。
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ジョコビッチは先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で10度目の優勝を飾って昨年6月以来、8ヶ月ぶりに王座に復活。
28日に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)の1回戦で、ジョコビッチは予選勝者で世界ランク130位のT・マハーチ(チェコ)を6-3, 3-6, 7-6(7-1)のフルセットで破り、初戦を突破した。
試合後、ジョコビッチは1位の通算在位期間が歴代1位になったことについて言及。このコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載された。
「セルビアで育った少年時代、僕は2つのことを夢見ていたんだ。ウィンブルドンで優勝すること、そして世界No.1になること。僕は子供の頃の夢を何度も実現することができた。そして新たな目標、新たな野望を掲げなければならなかった」
「長年にわたってこのレベルでプレーできることに、とても感謝している。 テニスは個人競技だけど、もちろんこれはチームの努力であり、家族の努力でもある。多くの時間を費やして、パフォーマンスを発揮できるように準備しているんだ。シュテフィ・グラフをはじめ、このスポーツが誇るビッグネームの仲間入りができて光栄だし、感激しているよ」
「僕は誰よりも努力をする。僕は本当にこのスポーツに専念しているんだ、そして努力する。新しい世代のチャレンジャーがたくさん出てきている。アルカラスはおそらく次世代を担う1人になっただろう、そしてH・ルーネ(デンマーク)S・チチパス(ギリシャ)もいる」
「彼らは常に高いレベルでプレーしているし、彼らは多くのトーナメント、多くの週を戦っているんだ。僕はそれほどプレーしていないし、彼らのように何週もプレーするつもりはない。いずれはNo.1を取られるだろうけど、そしたら取り返そう、と思っている。そしてまた取られて、巡るだろうね」
男女を通じた通算1位在位期間でジョコビッチ、グラフに続くのは、3位が332週のM・ナブラチロワ(アメリカ)、4位が319週のS・ウィリアムズ(アメリカ)、5位が310週のR・フェデラー(スイス)。歴代トップ10の記録は以下の通り。
1.ジョコビッチ(378週)
2.グラフ(377週)
3.ナブラチロワ(332週)
4.セリーナ・ウィリアムズ(319週)
5.フェデラー(310週)
6.P・サンプラス(アメリカ)(286週)
7.I・レンドル(アメリカ)(270週)
8.J・コナーズ(アメリカ)(268週)
9.C・エバート(アメリカ)(260週)
10.M・ヒンギス(スイス)(209週)
10.R・ナダル(スペイン)(209週)


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