男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は26日にシングルス決勝が行われ、第2シードのC・ノリー(イギリス)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を5-7, 6-4, 7-5の逆転フルセットで…

男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は26日にシングルス決勝が行われ、第2シードのC・ノリー(イギリス)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を5-7, 6-4, 7-5の逆転フルセットで破り、今季ツアー初優勝を果たした。試合後には「大事な場面で良いプレーをすることができた」と語り喜びを語った。
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世界ランク13位で27歳のノリーは先月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)、前週のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で準優勝。アルゼンチン・オープンでは決勝でアルカラスに敗れており、今大会は2週連続となる決勝での顔合わせとなった。
この試合の第1セット、ノリーは4度のブレークポイントを凌ぐ粘りを見せるも、第12ゲームでブレークを許しセットを落とす。
第2セットでも第2ゲームで先にブレークを許し追い込まれたが第5・第7・第9ゲームとブレークに成功。世界2位のアルカラスからセットを奪いファイナルセットに突入した。
ファイナルセット、再び第2ゲームでブレークされる苦しい立ち上がりになったノリーだが、第3・第5ゲームでブレーク。第6ゲームでブレークバックされイーブンになるも第11ゲームで4度目のブレークチャンスを決め切りリードする。6-5で迎えた第12ゲームのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでは2度目のマッチポイントを決め振り切った。試合時間は2時間41分。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには昨年5月のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)以来となるキャリア5勝目となった27歳のノリーのコメントが掲載されている。
「この前(先週)の決勝で負けていたから、精神的にも厳しい戦いだった。1セット目を落として、第2セットも危なかった。もうだめかと思ったけど何とかスイッチを入れて逆転できたんだ。あまり得意ではないサーフェスだし、それもきつかった。ここ数週間は、多くの悪魔と戦わなければならなかったけど、今日は大事な場面で良いプレーをすることができたね(笑)」
「試合はどちらに転んでもおかしくなかったけど、本当に良い試合だった。また一緒にコートを共有し、ともに戦えたことを光栄に思うよ」
一方、敗れた19歳のアルカラスは前週のアルゼンチン・オープンに続く今季2勝目とはならず。そして昨年優勝を果たしていたリオ・オープン連覇を逃すこととなった。