2024年パリ五輪の出場権にも繋がる世界大会が日本で開催2023年2月25日(金)、福岡県北九州市にて「WDSF Breaking for Gold World Series in北九州 presented by Create」のDAY2が…

2024年パリ五輪の出場権にも繋がる世界大会が日本で開催

2023年2月25日(金)、福岡県北九州市にて「WDSF Breaking for Gold World Series in北九州 presented by Create」のDAY2が開催され、昨日の予選を勝ち上がったBBOY・BGIRLによって、TOP8以降のトーナメントが行われた。本大会は世界ランキングのポイントが最も多く得られる大会であり、ランキング上位者はパリ五輪出場権を獲得するための大会「オリンピック・クオリファイア・シリーズ(OQS)」へ進む事ができる。そのため、パリ五輪出場を目指す世界トップレベルのBBOY / BGIRL 約200名が、世界各国から北九州市に集結した。日本からは強化選手の中から選抜された、BBOY3名とBGIRL3名の計6名が出場し、そのうち4名が本日のTOP8に駒を進めた。


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Amirは世界王者のMennoと準々決勝で対戦

TOP8のファーストバトルから、オランダのMennoとカザフスタンのAmirが激闘。両者ともに、ブレイキン 1on1バトルの世界最高峰「Red Bull BC One」での優勝経験があり、Mennoは世界選手権の初代王者、Amirも過去に表彰台に上がった経験を持つ。五輪フォーマットのジャッジシステムでも、世界で好成績を収める二人の戦いは事実上の決勝戦と言っても過言ではない。どちらのBBOYも、単発の技で勝負するのではなく、1ムーブ全体の幅を使ったストーリー性のある構成が強み。お互いブレイキン以外に、日々の活動ではクリエイターとしての一面もあるため、動きのオリジナリティや表現も世界トップクラスである。このバトルは、ジャッジ票が割れる接戦となり、タイブレークに突入したが、最後はAmirが制しTOP4へ進出。Amirはその勢いのまま、準決勝で日本のShigekixに勝利、決勝はアメリカのJeffroに2-1で勝ち、金メダルを掴んだ。


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日本のAmiと中国の671が対決!決勝のカードは世界とアジアの頂点をかけた戦いに

TOP8には、日本のAyumi、Ami、アメリカのSunnyといった、過去にも世界大会上位でよく目にするBGIRLと、オランダのIndia、リトアニアのNickaなど、近年世界で活躍する10代の若手BGIRLも登場。ベテランから若手、そして世界大会の実績者から新鋭まで、幅広いメンバーが残った。決勝では、日本のAmiと中国の671が対戦。671は日本のAyumiにも準々決勝で勝利しており、BGIRLトップクラスのパワームーブが強みである。昨年は国際大会でも活躍し、オリンピックイヤーに向けて存在感を表している。フットワークを得意とするAmiとの決勝戦は、結果的にジャッジ票が1票差という、大接戦で世界一を掴み取った。先週行われた日本選手権で1位のAyumi、2位のAmiを倒しての世界一は、現段階で事実上のアジアの頂点とも言えるだろう。


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BBOY 優勝 Amir コメント


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日本に来てから今日まで、すごく楽しかったです。音楽や場所、提供していただいたもの全てに感謝しているし、結果にも満足しています。勝てたことが嬉しいです。ベストムーブを上げるのは難しいですが、ベストバトルはTOP8での、Mennoとのバトルで、尊敬する彼と戦えて良かったと思っています。メインの目標はベストなダンサーになることなので、オリンピックを意識して特別な準備をすることはないですが、戦う準備はいつでも出来ています。

BGIRL 優勝 671 コメント


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「世界大会は初優勝で、とても嬉しく思います。一緒に動いてくれているチームが、常にサポートしてくれていたので心強かったです。中国に帰ったらゆっくり休んで、食べて、回復したいと思っています。ベストムーブは、決勝のセカンドムーブでやった、ヘッドスピンでした。」

Ami コメント


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もちろん、とても楽しかったのですが、すごいタフなイベントでした。昨日もインタビューで伝えた通り、世界からBBOYとBGIRLが来ていて、TOP32に上がっていなくても、かっこいい人たちがたくさんいました。今日、決勝まで行けたことや、メダルを取ったことだけではなくて、1試合1試合に集中することで、練習では得られない大会ならではの経験が出来るので、今日もそういう部分でプラスになることが、得られたんじゃないかなと思います。すごくいい時間になりました。BBOY・BGIRLにはそれぞれのスタイルがあって、全員違うものを持っています。決勝に残った人たちだけでなく、自分が好きな人やかっこいいなって思う人を見つけて、楽しんでくれたら嬉しいです。

Shigekixコメント


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日本選手権から1週間後という中で、今までにないくらいコンディショニングが難しい大会でした。自分の中でベストではない結果だとしても、踊りの中でベストを出せたり、表彰台に上がれる成績を残せたのは良かったです。準決勝で負けてしまった時も、周りの期待に応えられなかったから気持ちが落ちるということはなく、戦いが残っているので、ポジティブに次の戦いに向き合えたことが、最後に勝てた要因だと思います。準決勝では、フィジカルの疲れが、「もっといける」というメンタルについてこない部分があって、ミスに繋がってしまったので、新たな課題も見つかりました。今年から、世界中でこのような大会が多く開かれると思うので、上位の成績をキープしていきたいです。

BBOY結果


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1位:Amir (カザフスタン)
2位:Jeffro(アメリカ)
3位:Shigekix(日本)

BGIRL結果


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1位:671(中国)
2位:Ami(日本)
3位:Anti(イタリア)

大会概要

大会名:WDSF Breaking for Gold World Series in北九州 presented by Create
日程:2023年2月24日(金)~2月25日(土)
会場:西日本総合展示場 新館(福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目8-1)
主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
   RKB毎日放送株式会社
共催:福岡県 北九州市
公認:世界ダンススポーツ連盟(WDSF)
後援:福岡県教育委員会、北九州市教育委員会、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、CROSS FM、北九州青年会議所、福岡青年会議所
主管:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
特別協賛:Create
協賛:株式会社コーセー、日本コカ·コーラ株式会社、株式会社カンサイホールディングス、味の素株式会社


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