男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は24日、シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク70位のA・マレー(イギリス)が同52位のJ・レヘチカ(チ…

男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は24日、シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク70位のA・マレー(イギリス)が同52位のJ・レヘチカ(チェコ)を6-0, 3-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り、約3年4カ月ぶりのツアー制覇に王手をかけた。
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この試合の第1セット、マレーはファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得。ブレークを許さずにいると、リターンゲームでは3度のブレークを奪い6ゲーム連取で先行する。
第2セットでは1度ブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれると、ファイナルセットでも第9ゲームでの自身のサービス時に2本のマッチポイントを握られるなど大ピンチに。それでもこれを凌ぐと、第10ゲームでは相手のサービング・フォー・ザ・マッチで訪れた3度のマッチポイントもセーブ。土壇場でブレークバックすると、その後のタイブレークを制し2時間29分の熱戦をものにした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには2019年10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)以来 47度目のツアー制覇に王手をかけたマレーのコメントが掲載された。
「どうやって勝ったのかわからないよ。僕のキャリアの中で、最も素晴らしい逆転劇のひとつだった。5-4で3つのマッチポイントがあったのは明らかだけど、5-3でサーブしているときにも2つのマッチポイントがあったし、あとはもうわかんないね」
「最後までプレッシャーをかけ続けなければいけないとわかっていた。あのような試合でのサーブの難しさはわかっているから。でも、正直なところ、どうしてあのような展開になったのかわからないんだよ(笑)」
決勝では第3シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第2シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。