【センバツLIVE!】ダークホースとなるか⁈確かな実力を有すセンバツ21世紀枠3校を紹介

3月18日に甲子園球場で開幕する95回選抜高校野球大会の21世紀枠に氷見（富山）、城東（徳島）、石橋（栃木）の3校が選出。見事、甲子園の切符を掴んだ3校を紹介する。

富山県勢初の21世紀枠選出となった氷見高校。部員数わずか17人ながら、昨夏の富山大会では準優勝。昨秋の富山大会を制し、地区大会でも1勝を挙げるなど、確かな実力が評価されての選出となった。また、部員17人中16人が氷見市内の中学校出身であり、小学生を対象とした野球教室の開催など地域密着を掲げた活動を行なっている。

注目選手
青野拓海…最速143kmの力強いストレートと鋭いスライダーが魅力。打撃センスも非常に高く、投打を兼ね備えたエース。

過去に2度21世紀枠候補に選ばれながらも、センバツ出場にはあと一歩及ばなかった石橋高校。3度目の正直でついに甲子園への切符を手に入れた。

県立の進学校として、高い進学実績を誇りながら昨秋は県4強とハイレベルな文武両道を実践してきた同校。加えて、NPO法人と協力し地域の小学生を対象に肩や肘の検診を兼ねた野球教室を開催するなど先進的な取り組みが評価されての悲願達成となった。

注目選手
入江祥太…中学時代に県央宇都宮ボーイズで全国優勝を経験。恵まれた体格と優れた野球センスでチームを牽引する二刀流エース。

創立120年の伝統と、徳島県内トップクラスの学力を誇る城東高校が春夏通じて初の甲子園出場を決めた。野球部は選手12人と女子マネージャー1人の合わせて13人と少人数ながら、昨秋の県大会ではベスト4。練習場所・時間が限られる中、選手が練習メニューを考案し「頭と足を使う野球」で躍進を遂げた。部員の少なさからマネジャーがノックを打つこともあり、まさに13人全員の力が合わさり手に入れた甲子園への切符だ。

注目選手
森本凱斗…強肩が魅力のキャッチャー。主将としても「考える野球」を解釈・実践しチームを牽引。