(C)Getty Images 『悪童』が次の標的を定めたのだろうか。 日本時間2月19日、米カリフォルニア州において、ボクシングWBCスーパーバンタム級挑戦者決定戦が行われ、同級2位のルイス・ネリ(メキシコ)が11回…

 

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『悪童』が次の標的を定めたのだろうか。

 日本時間2月19日、米カリフォルニア州において、ボクシングWBCスーパーバンタム級挑戦者決定戦が行われ、同級2位のルイス・ネリ(メキシコ)が11回TKOで、同級3位のアザト・ホヴァニシアン(アルメニア)を退け、挑戦権を獲得した。

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 そして試合の後、ネリがさらなる対戦相手について語ったコメントを米ボクシングサイト『Boxing News 24』が2月21日に配信したトピックの中で報じている。元世界2階級王者は日本の『モンスター』との戦いを望んだと語ったという。

 トピックの中では、ホヴァニシアンとの試合について「5ラウンドで勝つつもりだった」と述べながら、戦前のプランとは異なる内容だったと振り返っており、その他に「俺は誰とでも戦うが、イノウエ戦を望んでいる」と井上尚弥戦を希望したと記されている。さらに「イノウエ戦はビッグファイトだと思うし、彼を仕留めるつもりだ。彼は前に出るスタイルの勇気を持ったファイターだ。俺と同じタイプとも言える。KO決着となるだろう」と互いのファイトスタイル、試合展開にも言及した。

 その一方で、同メディアは「ネリはイノウエのレーダーに映っていない」として、対戦実現の可能性が低いと指摘。その上で「ネリにとって残念なことに、元世界3階級制覇王者のイノウエは別の計画を立てている。次はWBC・WBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトンとのタイトルマッチが有力視されている」と井上の次戦について触れている。

 また「イノウエがこの試合に勝てば、次は122(スーパーバンタム級)でIBF・WBA王者のムロジョン・アフマダリエフと試合を行う可能性が高い。ネリは人気もなくタイトルも持っていないため、今後もイノウエの視界に入ることはないだろう」と見解を示している。

 過去、日本人選手との対戦において様々なトラブルを起こしてきたことが印象付けられているネリ。日本国内での試合が無期限停止の処分も受けていることもあり、どれだけ自信を覗かせようとも、現代の日本人スターとの対戦は極めて困難であると言わざるを得ないだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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