チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、フランクフルトvsナポリが21日に行われ、0-2でナポリが先勝した…
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、フランクフルトvsナポリが21日に行われ、0-2でナポリが先勝した。
フランクフルトのMF鎌田大地はフル出場、DF長谷部誠はベンチ入りも出場しなかった。
トッテナム、スポルティングCP、マルセイユが同居したグループDを3勝1分け2敗の2位で通過し、クラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たしたフランクフルトは、鎌田が[3-4-2-1]の右ボランチでスタメンとなった。
一方、リバプール、アヤックス、レンジャーズが同居したグループAを5勝1敗の首位で通過したナポリは、現状のベストメンバーを送り込んだ。
5バックで構えるフランクフルトに対し、ナポリが押し込む展開で立ち上がっていく。しかし5分、フランクフルトがカウンターに転じた流れから鎌田、コロ・ムアニがシュートを浴びせると、ここからフランクフルトが流れを掴んでいった。
それでもナポリも19分、CKの流れからクワラツヘリアのボレーでGKトラップを強襲して応戦すると、すかさずペースを引き戻していく。すると押し込むナポリは34分にPKを獲得。
ディ・ロレンツォのフィードでディフェンスライン裏を取ったロサーノがボックス右に侵入。シュートはポストに直撃したが、ルーズボールを鋭く拾いにいったオシムヘンがボックス内でブタに倒された。しかし、キッカーのクワラツヘリアはGKトラップに止められ、ナポリは先制とはならない。
それでも40分、ナポリが先制する。ゲッツェのパスをカットしてカウンターに転じると、スルーパスに抜け出したロサーノがボックス右に侵入。クロスを送り、最後はオシムヘンが押し込んだ。
直後にもリプレーのような崩しからロサーノのクロスにオシムヘンが合わせてネットを揺らしたナポリだったが、この場面はオフサイドを取られ、追加点とはならなかった。
ナポリが1点をリードして迎えた後半も押し込む展開で推移。すると56分に追加点のチャンス。ロサーノがヤキッチからボールを奪ったショートカウンターからクワラツヘリアがGKと一対一に。しかしシュートはトラップの好守に阻まれた。
守護神が救ったフランクフルトだったが58分に退場者を出してしまう。コロ・ムアニがルーズとなったボールを拾いにかかると、アンギサの足首にスパイクが入ってしまった。
故意には見えなかったものの一発退場となって10人となったフランクフルトに対し、ナポリは65分に追加点。クワラツヘリアがボックス内でDF3人を引き付けてヒールパス。ボックス右のディ・ロレンツォが丁寧な左足インサイドキックでネットを揺らした。
終盤にかけてもナポリが押し込み続けた中、フランクフルトも3失点目は許さずにタイムアップ。ナポリが敵地で2-0と先勝し、2ndレグに向けてアドバンテージを得ている。